Baguio コーヒー収穫体験記 TALA & CGN

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2017年3月30日

文・山本佳波
 

農家さんのお宅にて 参加者全員で記念写真

農家さんのお宅にて参加者全員で記念写真

 
 
次回「コーヒー収穫ツアー」のご案内
【時 】 12月10日(土)午前7時半~午後6時半【所】  ベンゲット州トゥブライ町(集合場所:TALA シェア&ゲストハウス 25 J. Felipe Street, Gibraltar,Baguio、バギオ市内からタクシーで10分)【費】 950ペソ(農場までの交通費、食費含)マニラなど遠方からお越しの方は日本人経営のTALAゲストハウスでの宿泊もご提案しています。参加希望、又お問合せは、(tala.guesthouse@gmail.com 山本)または、携帯09777636800 山本までどうぞ。
11月19日(土)、バギオにある日本人経営のゲストハウスTALA主催でコーヒー収穫ツアーが行われました。これはバギオにある環境NGO、Cordillera Green Network(CGN)の協力のもと、彼らの事業地に行き、コーヒーの収穫や加工体験ができるというもの。実は、ルソン島北部のここ、コーディリエラ地方は隠れたコーヒーの生産地なのです。スタッフ・参加者合わせて総勢23名という一行はジプニーに揺られながらベンゲット州、トゥブライ町、サヤタン集落へ。いつも私たちが日常的に飲んでいるコーヒーですが、1粒のコーヒーの種が1杯のコーヒーになるまでには多くの複雑なプロセスを経なければなりません。今回のツアーではそのうちの多くの部分を体験することができました。
コーヒーの実の収穫、果肉を取る作業、脱穀、豆の選別、焙煎、グラインド、そして出来上がったコーヒーを飲む……。
慣れない作業に苦戦する参加者でしたが、地元のおばあちゃんたちはひょいひょいっとやっていて参加者はみな感嘆の声をあげていました。たった少量をやるだけでもこんなに時間がかかるのに、これを何十キロ、何百キロもやると考えたら途方に暮れる思いです。
ツアーのはじめと、すべての工程を終えた後にそのコーヒーを飲んだのですが、みなさん口をそろえて「最初のよりもこっちのが断然おいしい!」とのこと。もちろん、焙煎したて、挽きたてということもありますがきっとみなさん、このコーヒー1杯ができることがどんなに大変なことなのか、どれだけたくさんの人の手が加わっているのかを実感したからそう感じられたのではないでしょうか。
日が暮れるころ、TALAに帰ってきてから最後に行われた振り返り会では、「いつも簡単にコーヒー飲んでいたけどそのありがたさに気づいた。」「これからコーヒーを飲むたびに今日のこと思い出す!」「これからコーヒーの勉強始めたい」「今日のコーヒーが今までの人生の中でいちばんおいしかった!!」などなどみなさん素敵な感想をシェアしてくれました。
また、今回のツアーではただ単にコーヒーについて学ぶだけでなく、地元の人々の暮らし、あたたかさにもちょっぴり触れることができたのではないかと思います。そしてツアーをとおして国籍も職業も様々な参加者さんどうしが仲を深めていたのが印象的でした。今回のツアーがそういった素敵な出会いのきっかけにもなれてたらいいな、と思います。
12月10日(土)にももう一度コーヒー収穫ツアーを行います。
次回も今回のような素敵なツアーになりますように!
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真っ赤に輝くコーヒーの実

選別の様子、一粒一粒手作業。

果肉を取った後の豆はヌルヌルしています。

とった殻を振り分ける様子

殻をとったコーヒーの豆をたき火で焙煎

殻をとったコーヒーの豆をたき火で焙煎

農家さんのおうちはのどかな場所にあります

町ではなかなか体験 できないジプニーの上!

◎ Navi Manila Vol.28 より

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