The Dessert Museum: Heaven for those who have a Sweet Tooth

バナナビーチにはいったい何本のバナナの模型が使われているのだろう

 

マシュマロは試食できるがグミは展示用

名前に「博物館」とあり、知的な感じがするかもしれないが、ひと言で言うと子どもといっしょに行くのにピッタリのインスタ映えスポットである。昨年2月にオープンしたこの博物館にはデザートの歴史や世界各地のデザート解説、といった堅苦しいものはない。ドーナツ、マシュマロ、マカロン、キャンディーなどデザートをテーマにした8つのフロアがあり、オブジェで遊んで自撮りをできる遊園地みたいなところである。入場料は799ペソ。
私はデザート好きの甘党ではないが、グミを愛している。この記事もグミを食べながら書いている。事前に調べたところ、この博物館にはグミをテーマにしたフロアがあるとのことだったので楽しみにしていた。しかし、来てみると、ない。4月初旬にリニューアルし、グミ、綿菓子、アイスクリームのフロアがなくなったとのこと。ショックである。マシュマロのフロアにおなじみのグミベアが大量にあったので、てっきり試食できるものと思い、「グミください」とスタッフに頼むと「これは展示しているだけです」と言われてしまった。
家族やカップルが楽しく遊んでいるのを見ると、おっさんが1人で来るところではなかったと

大きな丼にタピオカゼリー(?)をイメージした無数のボール

思い知る。バナナビーチというフロアで、大量のバナナの模型の中にダイブして戯れたい衝動にかられたが、怪しい人だと思われては困るので我慢した。今回訪れてこの博物館に何かが足りないと感じたが、それは、「フィリピンらしさ」である。フィリピンにあるデザート博物館なのだから、ハロハロやレチェフランをテーマにしたフロアがあってもいいのでは。次回リニューアルの時はぜひ検討していただきたいものだ。(S)

 

マシュマロだらけのフロア

The Dessert Museum
Unit 124, 126, 127A, Coral Way, S Maison Mall, Conrad Hotel Manila, Mall of Asia Complex, Pasay City
開館10am~10pm
www.thedessertmuseum.com