Banaue Rice Terraces Chocolate Hills Boracay Cebu

Easy Getaways in the Philippines

Davao Manila Palawan Vigan

ひょっとすると、今この『ナビマニラ』を手に取っていただいている方は、この8月に一時帰国をせず、旅行にも出かけなかった方かも……と、お察しするがいかがだろうか……。しかし、今、旅行に行かなくても、フィリピンにはいつでも行ける行楽地がたくさんある。2019年も早いもので、気が付けばもう8月。年末を迎える前に、サクッと気軽にフィリピン国内旅行へ出かけてみては?
There are a lot of fascinating sightseeing spots in the Philippines.
Which tourist spots have you visited so far?
You may not know what you are missing. No need to take a long vacation. Let’s go on a getaway!

Feature Editor: Keiichi Tokisawa

豊かな自然、奥深い歴史、
多様な文化 見どころがたっぷりのフィリピン

フィリピンに来る前、皆さんはこの国の地名をどれくらい知っていただろうか? 筆者が知っていたのはマニラとセブくらいで、フィリピン=観光地というイメージもなかった。しかし、住み始めてから、ボラカイやパラワンが世界でも有数のビーチリゾートであることを知り、ほかにもいろいろな観光地があることがわかってきた。海、ビーチもあれば、山もある。島もある。大都会もあれば大自然もある。いつもどこかで祭り(フィエスタ)が行われている。スペイン、アメリカの歴史を感じることもあれば、チャイナタウンもあり、イスラムの文化にも触れることができる。地域によって言葉や文化が異なるのも興味深い。フィリピンは観光資源に恵まれている国といえるだろう。
旅行に行きたいけれど、どこに出かけていいかわからない……そんな人はまず、フィリピン観光省が紹介する国内の8カ所の観光スポットから選んでみよう(http://www.tourism.gov.ph/phil_destination.aspx)。

フィリピン観光省が選ぶ観光地8選
Top Philippine Destinations

バナウエ棚田群 ルソン地方イフガオ州バナウエの山岳地帯に広がる美しい棚田群は、「天空への階段」と評される。バナウエではトレッキングやサイクリングなども盛ん。
チョコレートヒルズ ビサヤ地方ボホール州にあるきのこの傘のような形の丘が連なる一帯。その数約1,300、丘の高さは地上約30メートルに達する。チョコレートヒルズという名前は、乾季になると丘を覆う草が緑から茶色へ変わり、その形と色がひと口サイズのチョコレートを思わせることから。
ボラカイ ビサヤ地方アクラン州ボラカイ島は、フィリピンを代表するリゾートでホワイトサンドビーチが有名。欧米の旅行メディアによって「世界一美しい島」に選ばれたこともある。近年環境汚染が進んだことにより2018年に6カ月間閉鎖され、同年10月下旬に再開された。
セブ ビサヤ地方に位置するフィリピン第2の都市であり、フィリピン有数のビーチリゾート。点在する島を巡るアイランドホッピングやダイビングなどが楽しめるほか、セブ市は日本人に語学留学先としても人気が高い。
ダバオ ミンダナオ地方にあるフィリピン第3の都市。フィリピン最高峰、標高 2,954 m のアポ山がある。先住民族の伝統や文化に触れることもできるほか、20世紀初めには日本人街があったことでも知られる。ドゥテルテ大統領が長年市長を務めた都市であり、現在も自宅がある。
マニラ ご存知、フィリピンの首都メトロマニラ。近代的な大都市の姿と、16世紀にスペイン人によって造られた城壁都市・イントラムロスや1590年代に成立した世界最古の中華街とされるビノンドなど、フィリピンの歴史を伝える街並みが同居する。
パラワン フィリピンの最も西に位置するパラワン州は、国内最大面積の州でもある。パラワン島は米国の旅行雑誌の人気の島ランキングでトップになったことがある。同島のエルニドは美しいサンゴ礁で有名。
ビガン 18世紀スペイン統治時代の建築様式の建物や石畳の街並みをカレッサ(馬車)が行く風景は、異国情緒にあふれている。

フィリピンで世界遺産巡り

これら観光地8選には、ユネスコ世界遺産に登録されているところもある。文化遺産としてバナウエ棚田群、ビガンの歴史地区、バロック様式教会群(北イロコスのパオアイ教会、南イロコスのサンタマリア教会、マニラのサンアグスティン 教会、イロイロのミアガオ教会)がある。自然遺産にはパラワン島のプエルト・プリンセサ地底河川国立公園、同じくパラワン島のトゥバタハ岩礁自然公園、ミンダナオ地方東ダバオ州のハミギタン山地野生生物保護区がある。これら6つの世界遺産を巡る、目的・テーマのあるフィリピン旅行もすばらしい。
読者の中にはフィリピン観光省お墨付きの観光スポットも世界遺産もすでに「制覇」されてしまった人もいるかもしれない。そんな人はまだあまり知られていないスポットを先取りして訪れてみたい。以前、マニラの旅行会社の人から「フィリピンには魅力的な田舎が多い」と聞いた。観光地として「未開拓」なところも多いはずだ。
週末や短期の休暇を利用して日常を離れ、旅に出ることでフィリピンの魅力を発見する旅を提案したい。フィリピンにいる間に、ぜひ「ディスカバー・フィリピン」の旅を。

Let’s Hit the Road and
Discover the Philippines!

Have you traveled around the Philippines? Prior to coming to the Philippines, I knew only a few names of cities of the Philippines like Manila and Cebu. Probably did most foreigners. After settling down in this country, I got to know there are a lot of fascinating places. Magnificent nature, rich history and diverse culture, pristine beaches, the World Heritage Sites….. Yes, the Philippines has it all as a tourist destination !
If you wonder where to visit, check out ‘Top Philippine Destinations’ picked by the Department of Tourism as follows: Banaue Rice Terraces, Chocolate Hills, Boracay, Cebu, Davao, Manila, Palawan, Vigan.

Visit Six World Heritage Sites

Among these destinations, Banaue Rice Terraces and the Historic City of Vigan are the World Heritage sites in the Philippines along with the Baroque Churches (San Agustin Church, Manila; Santa Maria Church, Ilocos Sur; Paoay Church, Ilocos Norte and Miagao Church, Iloilo), Puerto Princesa Subterranean River National Park,Palawan; Tubbataha Reefs Natural Park,Palawan; and Mount Hamiguitan Range Wildlife Sanctuary, Davao Oriental. If you already ‘accomplished’ visiting these destinations, it would be exciting to travel to less familiar places. There are abundant, unexplored tourist spots in this country. Traveling in the Philippines is to discover how fantastic this country is!

フィリピン国内

旅の思ひ出

フィリピン在住者が出かけた国内の観光での体験を紹介。読めば、きっとあなたも行きたくなる!   (写真:寄稿者提供)

Batanes

緑に覆われた美しい島
フィリピン最北の州へ

井上 明夫さん
会社員。2016年来比。バナウエ、エルニド、ダバオ、ボホール、ボラカイ、パラワン・コロン島などに旅行経験あり。

フィリピン辺境の地の伝統的な生活を見たいと思い、今年5月にフィリピン最北の州であるバタネスを3日間訪れました。マニラ空港からセブゴー航空(Cebgo)でバタン島バスコ空港まで約2時間10分。バタン島は急峻な山全体が緑に覆われ、その風景はスコットランドやニュージーランドを彷彿させます。急こう配な牧草地に牛や羊がいて、海に落ちないかと心配になりました。
バタン島からサブタン島へ向かうボートでは、出港するや乗組員が釣りを始め、魚が釣れるたびにボートを停止し、釣り上げてから再出発するという状況に。乗客そっちのけで乗組員が釣りを楽しむ様子に驚かされました。そうして着いたサブタン島にある石の家の集落は素朴で本当に美しく、見ていて気持ちも和みます。
バタネスにはフィリピンでは珍しい無人の土産店、その名も「Honesty Coffee Shop」という店があり、記念にTシャツを買って240ペソを集金箱に入れました。
次回は、今回行けなかったイトバヤット島へヤシガニを賞味できる9月頃に行きたいと思っています。
バタネスは、一般的なフィリピンとは異なる文化を見たい方におすすめです。島にはタクシーがないので、移動には現地旅行会社でバンかトライシクルを予約するといいと思います。

Camotes Islands

「海を歩く」遠浅のビーチ
美しい自然と美食の島

西村 結有さん 大阪大学外国語学部フィリピン語専攻。1月からフィリピン大学ディリマン校へ留学。NPO法人などでインターン活動中。https://note.mu/knotknot/m/m76773fe6dcd3

昨年11月、セブでの語学留学中にカモテス諸島へ1泊2日で出かけました。ダナオ港からフェリーで約2時間30分で着いた島は、ジョリビーもスーパーマーケットもコンビニもなく、ジープニーに乗っても他の車がほとんどいなくて渋滞もない、さらに電波も弱い田舎。しかし、 海、ビーチ、ジップラインが楽しめる湖、洞窟、行くところすべてが美しく、空気もおいしいところでした。特に浅瀬がずっと続くビーチは「海を歩いている感覚」を楽しめて感動しました。パシハン島のDelfin’s Island Family Farmという農場のレストランで食べたランチは、フィリピンに来てから一番と思えるほどのおいしさ。この農場はフィリピンの食生活を変えるという目標を掲げています。パンケーキは地元の海藻を肥料に無農薬栽培の食材で作る身体にやさしい一品でした。
私がカモテスへ行きたいと思った理由の一つは、星がきれいだと聞いたからです。当日はあいにく曇りで星は見えませんでしたが、星空を見るために、きっとまた行きたいと思っています。 カモテス諸島はセブから近く、治安もよく、アクティビティや食事もリーズナブルな料金なので、低予算で旅ができると思います。都会から離れてリフレッシュするのにはピッタリです。なお、島にはサリサリストアも少ないので水を持参するようにしましょう。

Dimakya Island

ジュゴンとのダイビングに感動し
ホテルのホスピタリティに癒される

鈴木みほさん 会社員。2018年3月来比。これまでバナウエ、ボホール、セブ州オスロブでジンベイザメに会う旅など経験。7月にカミギン島で滝や温泉を満喫。

「野生のジュゴンと泳ぎたい!」。その思いを実現すべく、今年2月にパラワン諸島ブスワンガ島沖にあるディマクヤ島(Dimakya Island)へ行きました。マニラ空港からセブゴー航空でブスアンガ空港へ約1時間半。クラブパラダイスリゾートのバンでボート乗場へ向かい、船でさらに約1時間行くとディマクヤ島です。絶滅危惧種でもあるジュゴンに会えるのは、到着した日の午前中だけ。しかし、飛行機が1時間以上遅延。タイムリミットが迫る中、船で島に上陸するとスタッフが迅速に案内してくれました。海に潜ってからはガイドに従い、活発に泳ぎ回るジュゴンを追って30分以上いっしょに泳ぐことができました。
ジュゴンダイビングは特に乾季の3月から5月が海の透明度が高くおすすめ。ただし、ジュゴンに会えるのは午前中のみ、ツアーは日曜日休みなど条件があるので、事前に確認した方がいいです。
クラブパラダイスリゾートに戻ってからは疲れた足をマッサージで癒し、ハンモックでのんびり。フードやドリンクのサービスもあってホスピタリティは最高。島にただ一つのリゾートという贅沢な空間にはイグアナの池やコウモリの乱舞なども見られ、家族でも楽しめると思います。今回は2泊3日の滞在だったので、次回はもっとゆっくりホテルステイを楽しみたいと思っています。

Boracay

吸い込まれそうなほどの
美しい海と空の景色

矢郷 博康さん 4月からBasic English Camp留学中。Twitter.com/lwka7mr9regxyej(Tsurujiro@フィリピン留学中4/21〜)公開中。

今年6月、語学学校の友人の卒業旅行で先生、生徒といっしょにボラカイへ3泊4日の旅へ行きました。美しく温暖な海と空からなる景色はすばらしく、夕焼けや夜空は吸い込まれそうな感覚に陥るほどロマンチックな雰囲気になります。そんな絶景の中で身も心もリフレッシュでき、海外では食べることができないとあきらめていた海鮮丼も楽しめました。そして何よりも、年齢や性別も異なっている人たちと旅をし、異なる環境、異なる文化の中、拙い英語ながらもコミュニケーションをしたことは、私にとって新鮮な体験の連続でした。
今回はマニラからエアアジアでカリボ空港へ行き、バスとトライシクルを乗り継いで2時間かけてカティクランのボート乗り場へ。そこからボートで約10分でボラカイに着きました。カリボ空港経由は長い行程でしたが、カティクラン空港経由よりも航空運賃を半額程度で済ますことができました。
ボラカイにへ行く時にはシーズンを考慮した方がいいと思います。雨季は海に入れず、夜空も楽しめないかもしれません。あと、私の失敗談ですが、現地でヘナのタトゥーをしてもらったらアレルギー反応が出てしまいました。ヘナタトゥーをしたい人は事前にアレルギー検査をしておくことを勧めます。

Batangas

愛犬も楽しめるビーチリゾート
海水浴、食事もいっしょに

Liberty Z Dumlao-Lidénさん スウェーデン人のご主人Leif Lidénさんとの旅行はいつもオジー(Ozzy/ソルト&ペッパー ミニチュアシュナウザーのオス)も一緒。

私と夫が旅行する時は、旅行先がペットフレンドリーであること、飛行機や船には愛犬のオジーを客室に乗せることはできないので、車で行けるところを探します。昨年4月下旬の週末には1泊2日でバタンガスのアクアベルデ・ビーチリゾート(Acuaverde Beach Resort)へ行きました。このビーチリゾートはマカティから車で約3時間半のところにあります。ビーチでオジーはフローターに乗って海水浴をしたり、走り回ったり。食事の時も私たちといっしょで、オジーはドッグフードビュッフェを楽しみました。とても社交的な性格で、新しい所へ行ってほかの犬や人、いろいろなにおいを嗅ぐのが好きなので、きっと旅行も好きなんだと思います。
フィリピンにはまだ愛犬を連れていけるビーチはそれほど多くはないのですが、着実に増えています。私たちはこれまでスービック・ホリデーヴィラ、バギオのキャンプ・ジョンヘイとバーンハム・パーク、ルソン州カウイトのアイランドコーブ、ビガン、北イロコス州パオアイ、ラウニオン州サンフアン、タガイタイのツインレイクなどに行きました。今年8月14日のオジーの3歳の誕生日には、バタンガスのスティルツ・カラタガンビーチリゾートに行く予定。オジーも飛行機や船の客室に乗ることができたら、いつかボラカイやボホールへいっしょに旅行をするのが夢です。

Sagada

秘境の雨季に美しい
「青い粘土の山」

高橋 侑也さん バギオのNGOコーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)インターンとして活動中。CGNインターンブログ: https://cordilleraintern.tumblr.com/

ルソン地方北部マウンテン州サガダに戦前、日本人の移民がいたと聞き、6月、現地の日系人を取材するためにサガダへ行った。そして取材を終えてから、観光をしようと地元の観光ガイド協会へ行ったところ、雨季に美しいスポットがあると教えてもらった。その名は「Blue Soil Mountain(青い土の山)」。約10年前にできた比較的新しい観光名所だという。
翌朝3時半にサガダの街を車で出発し、約30分で登山口へ。ガイドと2人で山を登り、1時間で山頂へ着いた。暗い中、日の出を待つ。しばらくすると西の空が白みだし、谷の底に雲海が見えた。曇りで日の出を見ることはできなかったが空と雲が美しかった。下山し、さらに1時間ほど歩くと、松林の向こうに青い粘土の崖と青く染まった粘土の山が現れた。確かにその名の通り鮮やかな青だ。この青は粘土中の銅、硫黄、カリウムが反応して発色する。そして強い太陽の光が当たると消えてしまう。だから太陽光線が弱く、雨が山を洗う雨季が一層青くなるベストシーズンなのだそうだ。山は元々 「Kawmoto (脳の山)」 と呼ばれる白い粘土の山だったが、いつの頃からか青く染まるようになったという。
私は次は乾季にサガダの洞窟探検に参加したいと思っている。

旅のエキスパート

に聞く

「おすすめ旅行先」

餅は餅屋、旅行のことは旅行会社ということでJTB ASIA PACIFIC PHIL. CORP.のマニラとセブ支店の方に、これまで訪れて印象に残ったフィリピン国内の旅行先や、これから行ってみたいところを聞いてみた。

マニラから

川崎 美奈さん Outbound Sales and Operations Officer Leisure Department JTB Travel Saloon Glorietta 3 千葉県出身。フィリピン人の母親を持ち、フィリピンの大学で観光学を専攻。フィリピン在住9年目。

Anvaya Cove
アンバヤ・コーブ

日帰りで行ける静かなビーチリゾート

マニラ首都圏から日帰りで行けるビーチリゾートはいくつかありますが、その中でもアンバヤ・コーブは、まだあまり知られていない隠れ家的なスポットと言えるかもしれません。ルソン地方バタアン州モロン(Morong)にあり、マニラ首都圏からは車で約2~3時間。カラバオ(水牛)がいるのんびりとした風景の中を越えたところにあり、アヤラグループが開発する、主に富裕層をターゲットにしたリゾートです。海に面した名門コース、アンバヤ・コーブ・ゴルフクラブもあります。
私がこのリゾートで一番気に入っている点は、本当に静かで穏やかな環境があること。「手付かず」という表現がピッタリくる美しさの海とビーチでの~んびりと過ごし、レストランでココナツジュースを飲みながらリラックス。忙しい日常から離れ、リフレッシュするのに最適の場所だと思います。ビーチにはプールもあるので、海に入るのが苦手な人や子どもでも安心して遊べます。ちなみにアンバヤという名前は、古代サンスクリット語で「家族」という意味があるそうです。その名の通り、ファミリーで訪れるのにもおすすめのリゾートです。

 

Province of Albay
アルバイ州

お楽しみは名物料理と活火山が残した遺跡

実は私はまだビコール地方アルバイ州には行ったことはありません。同僚の出身地ということもあって関心があり、「今度行きたいところリスト」に入れています。一番惹かれるのは、ご当地グルメ。特に唐辛子とココナツミルク、豚肉などを煮込んだ名物ビコールエクスプレス。マニラでも食べることができるのですが、辛い料理が大好きな私としては唐辛子産地として知られる本場アルバイ州で味わってみたいと思っています。
観光名所として有名な活火山マヨン山(Mayon Volcano)は写真で見ると富士山を思わせる美しさ。このマヨン山の1814年の噴火により破壊された教会が残るカグサワ遺跡(Cagsawa Ruins)もぜひ見たいスポットです。教会は尖塔部分のみが残っており、同僚によるとミサが行われている時に噴火が起きたそうです。
そのほかマヨン山ほどは知られていないのですが、アルバイ州リガオ市(Ligao City)にあるカワカワヒル国立公園(Kawa-Kawa Hill Natural Park)にひまわり畑があります。一面にひまわりが咲く光景はインスタ映え間違いなし。リガオ市では3月にひまわりフェスティバルも行われます。

 

セブから

きちせい 吉清 涼さん Inbound Operations & Customer Support JTB Cebu Mactan Branch 千葉県勝浦市出身。2016年来比。ワーキングホリデーで豪州ブリスベンに滞在経験。

Siargao Island
シアルガオ島

サーフィンの聖地は1人旅にもおすすめ

 1人旅やカップルで旅を楽しみたい人におすすめのミンダナオ地方シアルガオ島。セブからは空路で約1時間。クラウド9と呼ばれる波でサーフィンの世界ではとても有名な島です。昨年12月に2泊3日で行った時にサーフィン体験レッスンを受け、1時間のレッスンでサーフボードの上に立てるようになりました。さすがサーフィンで有名なところだけにおみやげ用にサーフィングッズも充実しています。
そのほか人気のアクティビティとして、エメラルド色の水が美しいスグバラグーン(Sugba Lagoon)でのカヤックや飛び込み、浅瀬が続く後に深い天然のプールとなっているマグププンコ・ビーチ(Magpupungko Beach)などがあります。
この島は星がとてもきれいです。高層の建物も街灯もない真っ暗闇に、南国らしくヤシの木がそびえ、空に星が輝く光景は一見の価値あり。
おしゃれなカフェがあり、夜はバーでナイトライフを楽しむ人でにぎわいます。欧米人のバックパッカーが多いのもシアルガオの特徴かもしれません。なお、島には病院がないので、万が一のために応急手当用キットを持参しましょう。

Siquijor Island 
シキホール島

黒魔術師に悩みを相談し、巨木と大魚に驚く

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今年のイースター休暇に神秘の島シキホール島へ行きました。金曜日午前1時にセブをバスで出発し、セブ南端のリロアンへ。そして船でドゥマゲテ、さらに船でシキホールへ。着いたのはその日の昼頃。ドゥマゲテからシキホール行きの船が満席で別の便を待ったのですが、事前予約すればもっと早く到着できると思います。
島ではトライシクルのドライバーにイチ押しの黒魔術師の家に案内してもらいました。黒魔術師の女性は私の悩みについて聞き、私の手首を持ち呪文を唱えました。そして首と額にオイルを塗って終了。手相も見てもらえるそうです。
島の名所に樹齢400年という巨木バレテツリー(Balete Tree)があります。その木の根元に泉が湧き、足の古い角質を食べるドクターフィッシュがいるのですが、なぜかやけに大きい。足そのものを食べられるのではと思うほどです。この天然のフィッシュスパ、勇気のある方はぜひ。そのほかの名所として、長く急勾配の階段を上ってたどりつけるカンブガハイの滝(Cambugahay Falls)ではターザンのように滝つぼダイブを楽しめます。
おみやげに魔女の惚れ薬「ラブポーション」を黒魔術師につくってもらいました。幸運があると言われたのですが、まだ効果は表れていないようです。