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やっぱりマンゴー

2019年7月5日

マンゴーはムクロジ目ウルシ科マンゴー属の常緑樹。フィリピンでは黄色く完熟したカラバオ・マンゴーの他、長細く種の薄いピコと呼ばれるマンゴーや、小さめで酸味が少なくまだ青い実を食べるインディアン・マンゴーなどが一般的です。マンゴーは亜熱帯から熱帯を中心に広く栽培されますが、なんとその種類は数千種もあるそうです。フィリピンではまだ若いグリーンマンゴーはオキアミの塩辛バゴオンや魚醤パティスにつけても食べたり、トマトや玉ねぎのみじん切りと合わせて、パティスとカラマンシで味付けしてグリーンマンゴーサラダにしたりします。熟れた果実は、生食する他、マンゴーケーキに入れられたり、洋風のサラダにも使われます。日本ではカリフォルニア巻きと言えばアボカドを巻きますが、フィリピンではマンゴーとカニカマが定番です。お寿司が大好きという人の話を聞いてみると、実はカリフォルニア巻きのこと、というのもよくあります。

Chasing Philippinesのウェブサイトより

マンゴーのカロリーは100gあたり60Kcal、糖質は13.7gで、リンゴよりも若干カロリーも糖質も多めですが、ビタミンC含有量はマンゴーの方が圧倒的に多く、100gのマンゴーで1日の摂取量の44%も含まれています。若い実は、ビタミンCが多く、熟すとベータカロテンの量が増えてきます。ベータカロテンは体内で必要な量だけビタミンAに変わります。ビタミンCは体内でのコラーゲン生成に役立つほか、ビタミンAとともに抗酸化効果があるためアンチエイジングに役立ちます。またマンゴーには食物繊維が多く含まれるため、慢性の便秘に悩む人を対象に、毎日マンゴーを摂取してもらったところ、症状が改善したという実験や、腸内フローラの改善が見られたという実験結果も出ています。
さらにマンゴーには、マンギフェリンというポリフェノールの一種が含まれています。マンギフェリンには抗炎症効果、糖尿病の合併症抑制作用、抗肥満効果があることが分かっていますが、最近の研究で、抗アレルギー効果があることもわかってきているそうです。面白いことに、マンギフェリンのみを抽出したものよりも、マンゴー果実全体を抽出したものの方が、より高いアレルギー抑制効果が見られたそうです。
ただしマンゴーはウルシ科の植物で、ウルシオールというウルシと同じ成分が含まれているため、人によっては手で触っても痒くなったり、食べると口の周りやのどが痒くなったりすることがありますので注意が必要です。トロピカルフルーツ全般にアレルギーのある方も食べないほうが安全でしょう。しかし、このようにアレルギーを引き起こす成分を持ちながら、同時に抗アレルギー成分も含まれるというのも、自然の不思議なところです。今後のさらなる研究に期待したいものですね。(悦)

CUT MANGO likes FLOWER