加藤昌平(まにら新聞記者 )
日本の戦後賠償金を利用して首都圏マニラ市のリサール公園内に建設されたプラネタリウムのリニューアルが完了し、一般公開されている。最新のデジタル映像と40年以上の歴史を誇るアナログ式の投影機がリアルな星空を映し出す。
プラネタリウムは1975年、イメルダ・マルコス夫人の働きかけの下、文化支援の一環で、日本の戦後賠償金の一部10万ドルを充てて建設された。老朽化が進む中、運営する国立博物館が最新技術の導入も含めてリニューアルを決断。当時、投影機を納入した五藤光学研究所(本社・東京都府中市)が2015年、事業費3086万7千ペソで受注した。
お披露目式典に招待されたリサール工科大で天文学を教えるルビー・アン・デラクルスさん(36)は「リニューアル前も見たことがあるけれど、星の明るさや映像の数が全然違う。素晴らしい」と称賛した。
五藤光学の寺澤滋哉海外営業課長(48)は「本来の使い方に慣れるまで、まだ時間がかかるだろうが、もっと上質なものになっていくだろう」と展望を述べた。五藤光学は今後、国立博物館の協力で比独自の番組製作を開始する予定。フィリピン語での星の呼び方など、資料集めを進めるという。
Modernized National Planetarium now open
The newly upgraded National Planetarium reopened last March 24, 2017 with the launch of its new full dome planetarium projector. Said to be the first in Asia, it is a hybrid projection system that integrated the 1975 analog projector with the new digital projector developed by the Japanese company Goto. The planetarium is located between the Japanese and Chinese gardens in Luneta Park.
上映番組と時間: (3番組が交互に上映。定員は200人) [火~土曜日] 9:00 am A plabet for Glodilocks 10:30am Hayabusa Back to Earth 1:00 pm A Planet for Goldilocks |
2:30 pm Journey to Billion Suns [日曜日] |
National Planetarium Tel. 527-7889 Email: nmplanetarium1975@gmail.com facebook: “nationalmuseumplanetarium” Open: 8:30 am to 5:00 pm |