地元産の粘土を塗り人と自然の調和を表現
June 16-18 at Mambukal Resort, Murcia, Negros Occidental マッドパック祭り(西ネグロス)
Negros Occidental’s Mudpack Festival
6月16日(金)~18日(日)
コンセプトは「自然との調和」野性味あふれる踊りがはじける
The Mudpack Festival is an annual event held in Mambukal Resort, Negros Occidental to encourage conservation efforts and celebrate man’s oneness with nature. One of the Philippines’ most symbolic festivals, it highlights the strides made in preserving nature butin a more primitive yet creative manner. Participants are painted and coated with Mambukal’s distinctive clay or mud, found in abundance in the resort and also used by artists for body painting.
マッドパック祭り
(西ネグロス州ムルシア町マンブカル・リゾート )
かつては砂糖産業で栄え「砂糖の島」として有名なフィリピン中部のネグロス島。西ネグロス州の州都バコロド市内からバスで1時間ほど、カンラオン山の中腹に上ったところがムルシア町だ。かつて日本のオイスカが、養蚕や日本米の栽培など、地元農民の自立のために農業指導を行ってきた。マンブカル・リゾートはムルシア町にあるマウンテンリゾートで、毎年6月の第3週にマッドパック・フェスティバルが開催されている。
マッドパックは日本では「豊富なミネラルを肌に直接塗る」という触れ込みで人気のフェイシャル・パックだ。マッドパック祭りでは、近くの山から掘り出してきた赤や、白、青、黒の粘土を顔や体全体に塗りつけ、野性味あふれる踊りやパフォーマンスで自然保護や環境との調和を表現する。グループでのダンスや一人芝居に似たソロダンス、体中に施したボディペインティングのデザインやアイディアを競う大会、そしてレゲエのバンド演奏が行われる。
マッドパック・フェスティバルはまだマイナーな祭りだが、この温泉リゾートとセットで行けば、充実した旅行プランになるかも。リゾートには宿泊施設も完備している。
マンブカルはマッドパック・フェスティバルの時期以外でも、普段から地元の人や観光客の足が絶えない。活火山であるカンラオン山の山麓にあるため温泉も湧いている。地元の人たちは水着姿で、丸い形をしたぬるめの温水プールにつかる。熱いお湯が希望の人は「露天風呂 美川温泉」がお勧めだ。フィリピンで温泉宿の気分に浸ることができる。源泉の温度は高く、足湯をすると約1分が限度だ。この風呂は日本の財団法人オイスカはじめ有志の協力でつくられたもので、韓国人や中国人に人気。近くにはレストランや休憩所もある。
バコロド市内で車をチャーターすれば、マンブカルはアクセスの良い温泉リゾートだ。リゾートの入場料は一人あたり50ペソ。コテージもたくさんあって予約すれば借り切ることができる。また、テントを張ってキャンプを楽しむ若者も多い。
アクセス Access ■ マニラからバコロドのシライ空港まで飛行機で1時間15分。バコロド市内にあるリベルタッドのバスターミナルからミニバスに乗り、ムルシア町を経由してマンブカルまで約1時間強。 |
NEWS
日本人退職者向け介護施設が
マンブカルにオープン(マニラ・ブレティン紙)
マンブカルリゾートにこのほど、日系の「サンコー企業グループ(Sanko Group of Companies)」が運営する日本人退職者向け介護施設がオープンした。マニラ・ブレティン紙が報じた。
開所式に出席したユーヘニオ・ラクソン西ネグロス州副知事は「施設は日本人向けだがフィリピン人が介護職員として勤務する。たくさんの雇用が創出され日本とフィリピンのきずながいっそう深まるであろう」とあいさつ。マンブカルリゾートは同州の所有で施設内の建物はかつて州知事の別荘だったもの。2階建ての建物にはトイレや風呂、キッチン、居間などが完備しているほか介護士用の寮や教室が付設している。
2015年3月、サンコー社と州政府は25年間の施設リース契約を結んだ。計画では約120人のフィリピン人が6か月間、介護実習生として住み込み、介護の基礎や日本語を学ぶ。年内に10人の日本人が入居する予定。