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西ネグロスのカンラオン山麓で熟成

ラム酒「ドン・パパ」(40度/700ml)以下のリカーショップ購入できる。The Distillery (BGC店、Eastwood店など)


フィリピン随一の砂糖産業の島ネグロスで、フィリピン初のプレミアム・ラムが誕生した。酒の名前は「ドン・パパ」。ネグロス島の反スペイン革命の先頭に立ち全島を解放したパパ・イシオにちなんでこの名前が付けられたという。ボトルのラベルの男がパパ・イシオで、頭にトゥコッ(は虫類)がとまり首の襟からメガネザルが顔を出した、ビサヤ地方らしいユニークなデザインだ。
ラム酒はサトウキビの絞り汁から作られる蒸留酒。フィリピンのラム酒といえば普通なら「タンドゥアイ」。熱帯の暑さによく合いオンザロック+レモンでも、焼酎風にお湯割りにしても飲みやすいと、庶民に人気の酒だ。
ドンパパの登場で、その庶民の酒が世界ブランドになった。ドンパパは西ネグロスのカンラオン山のふもとで数回、念入りに蒸留したのち、さらに7年以上も木樽の中で熟成させたものだ。店頭では7年熟成物は2,400㌷、10年物(黒ラベル)では4,200㌷と値段も張るが、ネット通販だと3割以上安くなる。日本へのお土産としても持ち帰れそうだ。