Experiencing Nature and the Tropics with an Open-air Hot-spring
フィリピンに居住または長期滞在中のみなさん、日本食とともに温泉が恋しくなることはありませんか?
世界各地に温泉はありますが、日本人が群を抜いて温泉好きであることは誰もが納得をするところです。日本人が温泉に親しんできたのは、けがや病を癒す湯治目的として温泉文 化が発達したという歴史と「大自然の贈り物に対する感謝と崇敬の念」を抱く日本人の国民性のためだといわれています。
バギオの位置する2,000m級の山々が連なるルソン島北部山岳地方(コルディレラ地方)は、大自然の中あちらこちらに温泉が点在しており、バギオから日帰り圏内にもこんこんと湯の湧き出る温泉があります。
市街地から続く雄大な森林の景色を眺めながら、ジプニーでつづら折りの山道を下ること約40分。街の喧騒から遠く離れ、ゆったりとした時間が流れる、標高300mほどののどかな山間にあるのがアシン温泉(Asin Hot Spring)です。ここには数軒の温泉施設があり、「SINOT HOT-SPRING RESORT」は川沿いの豊かな自然が堪能できるリゾート施設です。温泉を引いた大きなプールや子供用プールと大小の露天風呂が5ヶ所。水温は温めですが露天風呂の中に少し熱めの湯船もあります。フィリピンの子供たちは「熱いー!」と去っていくのですが、じっくり温まりたい大人たちにとっては最適です。プールや湯船はそれぞれに景観が異りますが、いずれも目の前に広がるのは南国ならではの熱帯植物群が織りなす豊かな自然。そこには美しさとともに、強い日差しや台風を耐え抜く逞しさも感じます。山から谷間へと吹き下ろす風は心地よく、深呼吸をすると新鮮な空気が身体の隅々に行きわたり細胞が生まれ変わるような感覚すら覚えます。大地から湧き出るエネルギーに身体を浸し、自然との一体感に時間を忘れ、心ゆくまで南国の露天風呂を堪能したひとときでした。
プールサイドではBBQもできるので、休日は家族連れで賑わいます。水着着用のため男女別ではなくみんなで一緒に楽しめるのは、家族の時間を大切にするフィリピン・スタイルの温泉施設といえるでしょう。
避暑地・バギオを訪れ涼やかな気候を堪能したら、一足伸ばして大自然の中での露天風呂体験。日本人の血が騒ぎませんか?
施設名:SINOT HOT SPRING RESORT
住所: ASIN PROPER, NANGALISAN, TUBA, BENGUET
アクセス: アシン温泉行きのジプニー乗り場は、バギオ市・マーケット近くのKayang 通り(片道26ペソ)
帰りのバギオ行き最終ジプニーは17:00なので、早めの出発がおすすめ。
タクシーの場合、帰りのタクシーを見つけることが困難なため、行きにドライバーと交渉し、チャーター(チャーター費は時間による)
営業時間: 8:00~17:00
定休日: なし
電話番号: 09499960501
入場料: 9歳以上:100ペソ
8歳以下:50ペソ
(テーブル使用代、個室バスタブ代は別途)
(環境NGOコーディリエラ・グリーン・
ネットワーク & シェア&ゲストハウス TALA
インターン 森村 レイ)