航空券や旅行ツアーの販売を通じて旅行産業を振興する第28回フィリピン旅行博(トラベルマート)が1日、首都圏パサイ市の商業施設モール・オブ・アジア(MOA)のSMXコンベンションセンターで始まった。今年は「東南アジア諸国連合(ASEAN)での50色の楽しみ」をテーマに、3日までの3日間、旅行会社やホテルなど217の企業が出展する。
主催団体である比観光協会のセサール・クルス会長は開会式で「ASEAN設立50周年を迎えた今年は、国内だけでなくASEAN諸国への旅行を扱う企業が多く集まった。中間層の人口も増えており、これからは国内だけでなく海外にももっと目を向けてほしい」と述べた。会場中央のステージでは伝統芸能のコンテストが開かれ、比各地の高校生や大学生が比の伝統舞踊や歌を披露した。
旅行博では格安航空券が購入できることもあり、会場外には開場時間前から行列ができていた。先頭に並んでいたネアン・セルトスさん(51)=首都圏ケソン市=は、「パラワン島への航空券を買うために3時間並んだ。もし安ければ韓国への航空券も買いたい」と語り、午前10時の開場と同時に格安航空会社セブパシフィックのブースに走っていった。
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