日本クオリティ の 「牛乳」
by: 西尾 健一郎(セブ日本人会会員)
セブ島の隣りの島、ネグロス島では日本品質の新鮮な牛乳が手に入ります。これは、広島県福山市の(株)天心山農園が現地に会社を作り、酪農牧場を運営しているからです。
2年前から始まった取り組みは、まだ試験段階とのことですが、既に地元のショッピングモールや、カフェなどで販売を始めており好評のようです。実際に飲んでみると、その牛乳の味は日本の牛乳のように飲みやすく、ほのかに甘い味わいでした。輸入物のLong Life Milkと比べると明らかにおいしく、なにより臭くない!
この(株)天心山農園、日本では養鶏事業と野菜農園を行っていますが、ここフィリピンでは酪農事業に着目しています。というのも、フィリピンの酪農産業はあまり発達しておらず、国内で消費している乳製品の99%を海外からの輸入に頼っています。そのためフィリピンでは、日本のような牛乳を手に入れることは難しく、高熱処理のLong Life Milkか、脱脂粉乳を水で戻したような牛乳しか手に入りません。
そこで日本の酪農技術をフィリピンに伝え、もっとおいしい牛乳をフィリピンの方々が気軽に飲めるようにとこの事業をスタートしているのだとか。
8月12日(土)に行われたセブ市日本人会主催による土曜市では、試飲会が行われ沢山の人たちがそのブースを訪れていました。試飲した人たちからは「セブで初めて美味しい牛乳を飲んだ」「安心して飲める」「日本でも飲みたい」などといった声が聞かれました。「100%牛乳」のほかにも、本物のカカオを使った「チョコレート牛乳」、ほんのりと甘酸っぱい「ヨーグルトドリンク」もあります。
セブ市内でも一部の日本食材店で発売を開始したとのことなので、これからはセブでも美味しい牛乳を安心して飲むことができそうです。天心山農園のこれからに期待しています。
In Negros Island next to Cebu Island, you get Japanese quality fresh milk. Because Tenshin Mountain Farm Co., Ltd. in Fukuyama City, Hiroshima Prefecture, has established a company in the country and operates a dairy farm.
99% of dairy products consumed in the Philippines are imported from abroad. Therefore, in the Philippines, there is only preserved milk done by passing it through a process of high heat treatment. So they gave to the Philippines, Japanese dairy farming technology and started this project so that Filipinos could easily drink a more tasty kind of milk that is fresh.
When I actually drank it, the taste of the milk was like Japanese milk. It had a faint sweet taste.