いきなり旅行記
Spontaneous Travel Diaries
観光名所、珍スポット、ローカルグルメ…記者が思うままに綴る。
アジアな 「かき氷」めぐりin マニラ
Asian Shaved Ice Desserts in Manila
日本では秋が近づくにつれて影が薄くなる、ひんやりアイスデザート。しかし、マニラではまだまだ楽しめる。そこで『ナビマニラ』がアジアなかき氷デザートを求めて調査を敢行。カラフルでインスタ映え確実なアジアなかき氷をどうぞ!
ベトナムの「チェー」
氷、ゼリー、小豆、とうもろこし、フルーツ、イモ、ココナツミルクなどの具が層をつくるチェー。スリムなグラスで提供され、色分けされた層を見て楽しめる。マニラで見つけた写真のチェーは3色と名がついているが、実際は3色以上あるような? ベトナムでは温かいバージョンのチェーもあり、こちらはかき氷というよりも、ぜんざいといったところ。
ここにあり!
Nhà Em Vietnamese Cuisine
5/F, SM Aura Sky Park, BGC, Taguig City
フィリピンの「ハロハロ」
ご存知ハロハロ。砕いた氷に練乳、フルーツ、ゼリー、サゴ、アイスクリーム、レチェフランのトッピングなど、さまざまな種類のハロハロがある。ハロハロはタガログ語で混ぜこぜという意味で、戦前に日本からの移民がつくったのが始まりという。日本のかき氷やみつ豆、あんみつを思い出してつくったのだろうか。ハロハロを食べる時は、日本人の先達にも思いを馳せてみたい。
ここにあり!
Kuya J Waltermart Makati
G/F, Waltermart Makati, 790 Chino Roces Ave. cor. Antonio Arnaiz St., Makati City
タイの「タプティムクロープ」
レッドルビーとも呼ばれるタイのデザート。タプティプとはタイ語でザクロやルビーの意味だが、実際使われているのはクワイの実。赤いシロップで着色してザクロに似せているらしい。クロープはサクサクとした食感のこと。クワイの実を食べるとシャリシャリ、氷もシャリシャリ。そういえば、タイにはクワイ川という日本とも歴史的に関係が深い場所があるなぁと、赤いクワイの実を食べながら考えた。
ここにあり!
Simply Thai
G/F, Greenbelt 5, Makati City
シンガポール、マレーシアの「チェンドル」
砕いた氷にパンダンで着色した緑の米粉ゼリー、小豆、ココナツミルク、ブラウンシュガーをかけたチェンドル。緑色のゼリーはそのニョロッとした形状が釣りのエサを思わせ、ツルッとした食感はデザートかつヌードルっぽくもある。チェンドルとともにシンガポールやマレーシアを代表するデザート、アイスカチャンをマニラで探したが見つからなかった。残念。
ここにあり!
Roti Shop
L/G Floor, Powerplant Mall, Makati City
インドネシアの「エス・チャンプル 」「エス・テレール」
インドネシア語でエス=氷と、フルーツにカラフルなゼリーやタピオカをチャンプル=混ぜて食べるエス・チャンプル。マカティで見つけた一品は、写真の通り氷が氷山の一角のように立っていた。一方、エス・テレールはココナツミルク、アポガド、ジャックフルーツ、ココナツの果肉などが入るフルーツたっぷりのかき氷。テレールとは「酔う」という意味だが、アルコールは入っていない。食べると夢中になってしまうということか。
ここにあり!(Es Teler)
Bakmi Nyonya
Eden Food Hall, 32nd St., BGC, Taguig City
ここにあり!(Es Campur)
Restoran Garuda
166 Salcedo St., Makati City
日本の「かき氷」
Matcha Kakigori
見た目のカラフルさではアセアンのかき氷にかなわないかもしれないけれど、きめ細かな氷と素朴な姿が奥ゆかしい日本のかき氷。 異国で出会って日本の夏を懐かしく思い出すのも、いとをかし。マニラではJapanese Shaved Ice Dessert よりも、そのままKakigoriで浸透しつつあるようだ。Sushi、Ramenに続き、Kakigoriが世界に羽ばたく日も近い。
ここにあり!
Ikigai Kakigori Café Makati Branch
UG-4 MCS Fernando, Makati Cinema Square, Fernando St. cor Chino Roces Ave., Makati City