エンパイア
ゴルフショップ
CEO インタビュー
国の経済成長とともにゴルフが盛んになると言われるように、ゴルフは社会経済とも結びついている。近年のフィリピンのゴルフはどのような状況なのか。エンパイア・ゴルフ&スポーツショップ創業者・CEOのクリストファー・タン氏にフィリピンおけるゴルフについて聞いた。
フィリピンのゴルフブーム きっかけはタイガー・ウッズ
私の父がボウリングの選手だったこともあって、スポーツを親しむ家庭でした。私は今でも週3回テニスをします。ゴルフを始めたのは2000年頃。実はテニスに比べるとゴルフをプレーする頻度は少なく、時間がとられるので今は2カ月に一度くらい。ビジネス関係者や親しい友人とプレーします。スコアは企業秘密ということで。
エンパイアゴルフとしては11月に第1回「エンパイア・インビテーショナル・トーナメント」を主催し、約120名の顧客の方々を招待してバタンガスのマウント・マララヤット・ゴルフ&カントリークラブでコンペを開催します。
妻と私でテニス用品をはじめとするスポーツ用品店のクリス・スポーツを創業したのは1984年。2011年にエンパイア・ゴルフ&スポーツショップを首都圏マンアダルーヨン市のSMメガモールにオープンしました。ゴルフショップを始めたのは、香港の友人にゴルフ用品の販売を勧められたのがきっかけです。フィリピンに限らず、東南アジアではタイガー・ウッズの影響でゴルフがブームになっている時期でもありました。当初からエンパイア・ゴルフショップの顧客の大部分はフィリピン人ですが、店舗の所在地によって、例えば首都圏マカティ市レガスピビレッジやボニファシオ・グローバル・シティのSMアウラの店舗などでは外国人のお客様も多いです。
エンパイア・ゴルフショップの最大店舗、マカティ市マルガイ(Malugay)店には試打コーナーもある。
フィリピン人のゴルフ離れ 原因に 社会問題の影響も
現在、フィリピン人のアマチュアゴルファー人口は2万人ほどでしょうか。これまでプレーしていた30歳代~40歳代のゴルファーが減少している一方、若い人たち、ジュニア世代がゴルフを始めています。ちなみに東南アジアで最大のゴルフ界はタイ。タイ人のゴルファーは50万人以上いるとも言われています。
フィリピン人がゴルフをあまりしなくなった原因の一つとしては、交通渋滞が考えられます。フィリピンでは平日にゴルフへ行くことも珍しくないので、ゴルフ場への往来で交通渋滞に嫌気が差すということは十分考えられます。日本人の方は通常週末にゴルフへ行くので、あまり気にならないかもしれません。
私はこれまでタイ、マレーシア、日本でプレーしたことがあります。フィリピンのゴルフコースでは、パンパンガ州クラークのミモサやバタンガスのマウント・マララヤットが好きですね。
ゴルフは自分へ挑戦するスポーツだと思います。昨日できたことが今日できるとは限らない。毎日変わる。豪快かつ非常に繊細なゲームであることがゴルフの魅力ではないでしょうか。
今年11月30日からは、フィリピンが今回ホスト国を務める東南アジア競技大会(2019 Southeast Asian Games)が開催され、ゴルフ競技はタルラック州のルイシタ・ゴルフ&カントリークラブ(Luisita Golf & Country Club)で行われます。このような機会を通じて、フィリピンのゴルフが一層盛り上がることを期待したいと思います。
エンパイア・ゴルフ&スポーツショップ各店舗でクラブ、ボール、ウェア、シューズ、アクセサリーにいたるまで世界の有名ゴルフブランドの品を数多く揃える。写真はエンパイア・ゴルフ&スポーツショップ・マルガイ店
エンパイア・ゴルフ&スポーツショップ店舗
Reliable Bldg., Malugay, Makati / Erechem Bldg., V.A. Rufino St., Makati / SM Aura, Taguig / SM Megamall, Mandaluyong / S Maison, Conrad Manila / Citygolf Driving Range, Pasig / Royal Northwoods, Bulacan / SM Clark, Pampanga / Eagleridge Golf & Country Club, Cavite /Mount Malarayat Golf & Country Club, Batangas / Banilad, Cebu / Sta. Barbara Golf & Country Club, IloIlo/ Negros Golf & Country Club, Bacolod /Mimosa Golf Course, Clark