今は里親のもとで暮らす姉妹。
はなおさん Hanao
マカティ市在住。2017年3月に来比以来、個人で猫の里親探しを続け、これまで32匹の猫を保護。(ツイッター@oiuioi2)
Hanao has been in a cat adaptation activity personally, taking in 32 street cats since 2017. (Twitter @oiuioi2)
コロナ禍により日本や欧米では保護猫、保護犬を迎える人が増えていると聞きましたが、フィリピンでは減っていると感じます。フェイスブックの保護猫の里親を募集するコミュニティーに投稿すると以前はたくさんの応募があり、1週間ほどで信頼できる里親さんと養子縁組できました。しかし、コロナ禍が生活を圧迫しているためか、昨年末から応募数が減ってきています。
私は2017年9月にマカティ市の商業施設敷地内で、ケガをして足が腐りかけた状態の猫を保護したのがきっかけで、保護活動を始めました。団体に属さず、個人でできる範囲の保護活動は日本でもしていました。理由は「猫がかわいいから」。それだけです。
マニラで里親探しを始めるきっかけとなった猫。腐りかけていた足の治療を終えて(2017年)
フィリピンで保護した猫は各種ワクチン接種、寄生虫駆除を実施、また避妊・去勢手術が可能な月齢であれば完了させて里親さんを募集します。月齢に満たない場合は、責任を持って対応してもらえると思える里親さんに預けます。
フィリピンで好まれるのは白い猫が圧倒的な人気。サバ猫、茶トラ、日本ではあまり人気がないといわれるサビ猫もすぐに里親希望の応募があります。子猫より成猫への応募が多いと思います。里親さんにもお願いしていますが、フィリピンでは猫は絶対に屋内飼い。理想としては猫の安全を確保しつつ、遊べる庭があったらいいですね。
帰国でペットを捨てる人たち
フィリピンの動物愛護団体の人から、外国人が帰国するときに飼い犬、猫を捨てていくという話を聞きます。そうした人の中には日本人もいるとのことです。私は猫の飼い方を指導するような立場ではありません。しかし、いつか帰国するかもしれないことを想定して飼育をしてほしいと思うのです。
Finding Foster Parents for Homeless Cats
Since the Covid 19 pandemic started, I feel cat and dog adoption in the Philippines decreases as the community quarantine affects the economy.
In September 2017, I rescued an injured cat at a shopping mall in Makati. I started to take in street cats in the Philippines since then as I used to do in Japan. I don’t belong to any organizations but rescue street cats personally and find foster homes after giving vaccines and spaying or neutering them if they are old enough. It’s because cats are adorable and I like them that I am motivated to do that.
I have heard from several animal welfare groups that some foreigners including the Japanese abandoned their pets before they go back to their home countries. I want those who plan to have a pet to consider what happens to pets if you need to leave the Philippines.
避妊手術を終えて、もうすぐ里親探し。