牛追い祭りならぬ、「牛を追う」祭り開催?

[9月25日・デイリートリビューン]スペインの三大祭りの一つである牛追い祭りをご存じだろうか。正式名称をサン・フェルミン祭りといい、解き放たれた後に目的地目指して勢いよく走り抜ける闘牛のさらに前を先導して走る、スペインの伝統的なイベントである。いたって単純な祭りだが毎回けが人が出て死亡者までも出したことのあるかなりデンジャラスな祭りだ。以前、日本のテレビ番組でお笑い芸人が参加したことで、この祭りを知った人も多いかもしれない。

牛追い祭り(Wikimedia Commons CC-BY-SA-2.5, Asier Solana Bermejo)

 

 そんな牛追い祭りがあるように、人間を追いかけまわすな血気盛んな闘牛がいる一方で、セブ州ミングラニア町には、逆に人間に追いかけられる牛がいたようだ。牧場から脱走した一頭の牛は、公道に侵入。その後1キロの距離を30分ほどかけて、交通整備隊に追跡されながら走り続けたという。

 最終的には無事に保護され、公道上でも特に事故は起こさなかった。またこの牛の所有主は、公道を車とともに走る自分の牛の動画をSNS上で見つけ、警察署に赴いたそうである。

 もしSNSで自分の牛がのんきに公道を走っている動画を目撃したら、「まったくうちの牛がすみません」といった感じで、呆れながらもなんだかクスリと笑えてきそうな気がするが、下手したら「リアル牛追い祭りinセブ」開催になっていたかもしれない可能性を考えると全く笑えない。この牛がスペインにいる闘牛のような血気盛んなタイプでなくて助かった出来事であった。

土曜日はオルティガスマーケットへ

[9月26日・マニラブレティン]10月1日より毎週土曜日に首都圏パシッグ市のエメラルド通りで「オルティガスマーケット (Orgigas Market) 」が開かれる。開催時刻は午前7時から午後2時までの7時間。DTC Promos Inc.主催のサステナビリティや開放的な空間を意識したこのマーケットは、パシッグ市、オルティガスセンター、バランガイサンアントニオ、そしてマニラブレティン紙 などとのパートナーシップ関係のもと実現される。

 フィリピン人にメリエンダなどとして好まれるビビンカやプト・ブンボン、イロコスエンパナーダなどのフィリピンローカルストリートフードに限らず、たこ焼き、刺身、トルコミートボール、バインミー、トッポギのような国際色豊かなラインナップも登場する予定だ。さらに、さまざまなクラフト工芸品も販売される。シーグラスジュエリーやアンティークの地図などぉまでも購入することが可能。

自身が買い物を楽しめるだけでなく、地域や地元のビジネスの支援につながるという点でもこのマーケットは魅力的である。毎週開かれるとのことなので、土曜日が来るたびにチャンスは訪れるぜひ一度オルティガスマーケットへ足を運んでみてはいかが。

マニラ動物園がリニューアルオープン

[9月28日・デイリートリビューン]マニラ動物園が1115日までにリノベーションを終え、ついにグランドオープンすると発表した。2019年1月に閉鎖後、改装工事を経て一部エリアのみを一般公開していたが、国内外から動物たちを迎え、また、客も迎え入れる準備が整ったようだ。

マニラ動物園(Philippines News Agency)

 リノベーション後の変更点として、チケットの当日販売は行わず、オンラインでの事前購入が必要となる。チケット価格はまだ最終決定されていないが、現時点ではマニラ在住者が150ペソ、非マニラ在住者が250ペソの予定。また、マニラ在住の高齢者は無料での入場が可能とのこと。

 土曜日はオルティガスマーケット、そして日曜日にはマニラ動物園と、これで充実した週末の計画が立てられそう。マニラ動物園の完全オープンまでまだ少し先であるが、ナビマニラが以前取材した様子の記事を読んで予習しながら、その日を心待ちにしたいと思う。

2022年3月時点のマニラ動物園のレポートはこちらから