三越伊勢丹ホールディングスによる商業施設「MITSUKOSHI BGC」(三越BGC)が1118日、首都圏タギッグ市ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)に先行オープンする。三越伊勢丹グループ初となるフィリピン進出は、野村不動産と共同での大型複合開発プロジェクト。地下1階から地上3階までに約120店舗がテナントとして入る商業施設に加え、全4棟の住居棟「ザ・シーズンズレジデンス」も併設している

国外店舗では初となる三越のライオン像がお出迎え

日本とフィリピンのいいとこ取り

 MITSUKOSHI BGCのコンセプトは、「ネクスト・マニラ・ライフスタイル」。同社のおもてなしの精神とフィリピンのホスピタリティを生かした商業施設づくりを目指す。日系店舗はもちろん、フィリピンやその他の海外ブランドも取り入れることで、多様なライフスタイルに合わせて暮らしをサポートする。

 インテリアには和テイストがふんだんに取り入れられ、あたかも日本にいるような雰囲気の中で買い物を楽しめる。例えば、地下1階のMITSUKOSHI FRESHはまさに日本のデパ地下。特別に空輸された海鮮類は、家庭で新鮮な刺身や寿司を楽しみたい在住邦人としては大変うれしい。日本のビールや焼酎、日本酒も充実。買い物の後、CCコーヒーのブースでくつろぐこともできる。

「五感で楽しむ」がテーマのMITSUKOSHI FRESH内には、サラダバー、UCCコーヒー、そして生鮮食品をはじめ、さまざまな食品が並ぶ。

日本の酒が選り取り見取り。晩酌にどうぞ。

祝・フィリピン初上陸 紀伊國屋書店

 

 MITSUKOSHI BGCには、フィリピン初上陸の日系企業も目白押し。なかでも注目は紀伊國屋書店。東南アジアではマレーシアやシンガポールですでに店舗展開をしている紀伊國屋書店がついにフィリピンに第1号店をオープン。FULLY BOOKEDとの共同店舗というかたちで、2階に店舗を構える。和書も取りそろえ、店舗にない本の注文も可能だ。

本好きの人には大変うれしい紀伊国屋のフィリピン進出。

 ビューティー&コスメコーナーのMITSUKOSHI BEAUTYには、「E STANDARD」「La Casta」「Waphyto」の3つの日本発ブランドがフィリピンで初登場する

日本から初進出のビューティーブランドからフィリピンの人気ローカルブランドまで幅広く取り扱うMITSUKOSHI BEAUTY

 

 先行オープンでは、約65店舗が展開され、地下1階から地上2階部分までがオープン。最上階である地上3階は現在アミューズメント施設の建設が検討されている。MITSUKOSHI BGCのグランドオープニングは2023年の第1四半期の予定。

MITSUKOSHI BGC

8th Avenue corner 36th Street, 1630, Bonifacio Global City, Taguig City, Metro Manila