マニラで日頃楽しむビールといえば、サンミゲルのピルセン、ライト、そしてたまにレッドホースをローテーションしている人が多いのではないでしょうか。そしてビール党なら注目せざるをえないのが、クラフトビール。小規模の生産量でこだわりのビールを届けるクラフトビールのブリュワリーは、コロナ禍で影響を受けたことは想像に難くありません。そこで筆者がマニラのクラフトビールは今どうなっているかを知るべくネットで調べていると、マカティのあるクラフトビールがヒットしました。それが、スリーフォックス・クラフトビール(Three Foxes Craft Beer)です。
フィリピン在住20年のオ―ストラリア人オーナーが昨年6月にマカティのローカル色の強いバランガイにオープンし、高品質なクラフトビールを手頃な価格で提供することをモットーにしています。クラフトビールといえばサンミゲルなどに比べて価格は高いのが普通。そんな中で、スリーフォックスのクラフトビールの値段は……。
アルコール4%とやや低めのSession Aleがなんと90ペソ、小麦ビール、いわゆる白ビールのWheat Beer が110ペソ、クラフトビールの定番IPA(インディア・ペール・エール)が110〜130ペソ、香ばしい香りが特長の黒ビールPorterが120ペソ。現在全8種類そろうビールは90ペソから130ペソと、驚きの手頃な価格です。
白ビール好きの筆者は、まずラズベリー・ウィート・エール(Raspberry Wheat Ale /110ペソ)を飲みました。フルーティー、しかも甘すぎず苦味とのバランスがとれていてとても飲みやすく、何杯でもいけそうな感じ。ビールが苦手な人でも楽しめそうです。次に飲んだエブリデイIPA(Everyday IPA)は、柑橘系のフレーバーがじつにさわやか、ライトでグビグビとまさに毎日飲みたくなりそうなビールでした。スリーフォックスで最も人気があるビールの一つと聞いて納得です。
現在はボトルのみですが、生のクラフトビールサーバーを導入予定とのことで、ますます楽しみ。おつまみは、近所の中国料理店からデリバリー注文可能です。クラフトビールを思いきり飲んでみたい。そんなビール好きの願いをかなえてくれるスリーフォックスに乾杯!(T)