マニラ・インターナショナル・オートショー2023が、4月13日から16日まで、首都圏パサイ市のワールド・トレード・センターにて開催。車やバイクなどのメカ系に憧れを抱くナビマニラ記者が、自身初のマニラでのオートショーに行ってきました。

 

 

英国のスポーツカーMGB GTと気品のある女性コンパニオン

 

 

 

懐かしの車が勢ぞろい

 

 オートショーといえば、有名自動車メーカーが新型モデルを展示・紹介し、アピールする場。今回も、メイン会場では日産や三菱、フォードやヒュンダイなどの大手メーカーが、電気自動車や機能性に優れた新型車をそろえていた。

 

 そんな中で、筆者が心惹かれたのは、旧車の展示。三菱のブースには、1979年に登場した赤の2代目ランサーと、同じく赤の2代目パジェロが。そして英国のスポーツカーメーカーMGが1960年代から80年にかけて製造したMGB GT、個人所有の黄色いボディーが際立つフォードのエスコートMK1 RS 2000など、懐かしいモデルが目を楽しませてくれた。自分が生まれるはるか前のレトロ感ある車に無性に惹かれるのはなぜなのだろうか。

 

 

フォード エスコートMK1 RS 2000

三菱パジェロ

 

 

装甲システムを展示

 

 

 メイン会場から離れた屋外ブースで、少々異色で厳かな雰囲気を醸し出していたのが、装甲システムを専門としたインぺネトラ(IMPENETRA)社の展示だ。フィリピンの装甲システム会社で、警察や軍での利用を想定したさまざまな防弾仕様の車両を製造している。実際に、このオートショー開始日から警察による使用が開始されたとのこと。一般の乗用車に装甲を施すことも可能。VIPならずとも、このような防弾システムのニーズがあるのは、フィリピンならではか?

 

 

インぺネトラの装甲車。実際に近くで見ると迫力がある。

 

 

 

楽しみは車だけにあらず

 

 

 フィリピン最大の石油精製社であるペトロン(Petron)ブースには、BMW1800の大型バイク、ヘリテージが展示されていた。個人的に車よりもバイクに強い憧れを持つ筆者にとって、このBMWのバイクが今回一番のお気に入り。こんな大型バイクを乗りこなせないと分かっていながら、どうしても自分が乗っている姿を妄想してしまうものである。

 

 

筆者が惚れたBMW

 

 そして、オートショーといえば、車に寄り添う美しいコンパニオンの女性たち。昨今モータースポーツでグリッドガールやレースクイーンが廃止される中、マニラではまだ健在のようだ。女性だけでなく、その車に「いかにも似合いそう」な男性が横に立つのもありなのではと思うのだが、いかがだろう。

 

 

ペトロンのレースカー…よりも目を惹く(?)2人のコンパニオン

 

 先月筆者はフィリピンでダイビングのライセンスを取得した。次は自動車運転免許の番か? いや、マイカーを手に入れることも、マニラの道路で運転できる運転センスがないこともわかっているのだが……。
(METR)