AFRITADA
数百年愛されてきた滋味
肉と野菜のトマト風味シチュー
フィリピンのローカルフードをしりとりで紹介する連載スタート! どうして、しりとり?その疑問の答えは、ある日なぜか編集部でしりとりで盛り上がってその勢いで……。この連載、果たして続くか破綻するか……。
第1回は、NAVI MANILAの最後の文字「A」で始まる料理からということで、Afritada(アフリターダ)です。
チキンまたはポーク、にんじん、ポテト、ピーマンを炒め、トマトソースで煮込んだ見た目も色鮮やかな家庭料理。肉と野菜が入っていて、フィリピン料理には珍しく(?)栄養のバランスもしっかり。ローカル食堂のカレンデリアにも並び、財布にもやさしく、ご飯との相性もピッタリ。そして、トマトベースというのがどこかヨーロピアンな雰囲気を漂わせます。その通りAfritadaという名前は、スペイン語のfritada(英語でfried)に由来し、スペイン統治時代に油を使って炒める調理法がフィリピンにもたらされたことに関係するそう。
数世紀にも渡って親しまれ、フィリピンの歴史を見つめてきた料理ともいえるのです。(T)
AFRITADA⇒次回も「A」で始まるフィリピン料理です。