首都圏マンダルーヨン市で、6月23日(金)にとあるグルメイベントが開催された。それが首都圏を中心に日本食材を販売するニューはっちん主催の料理対決イベント「The Ultimate Sisig Showdown!」(究極のシシグ決戦)だ。テーマはなぜかヒップホップ、アングラなイメージも貫かれ、客は招待客のみ。会場も一般には非公開という徹底ぶりだった。

 

 

マンダルーヨン市某所に現れた会場。受付には七味唐からしの着ぐるみも。エスビー公式なのか…気になるところである。

 

 

 この料理イベントの主役は、イベント名にある通りフィリピンの定番料理「シシグ」。日本の大手食品メーカー「エスビー食品(S&B Food)」のフィリピン市場における総代理店であるニューはっちんが、同社の代表的な調味料「七味唐からし」とフィリピンの食品メーカー「マザーズ・ベスト(Mother’s Best)」の「カラマンシー・エキス」を提供し、料理対決参加者はこれら2つの調味料を使用し、いわば日本とフィリピンの融合、フュージョン・シシグをつくり、その独創性と味を競った。

 

 

会場を盛り上げるMC

 

 

 今回対決する参加者は3人。事前のオンライン一般投票による12人の中から選ばれた精鋭がつくる3品は、サーモンシシグ、バグスシシグ、そしてシシグヤキ(シシグ+たこ焼き)だ。それぞれ異なる食材と調理方法でありつつも、共通しているのは七味唐からしとカラマンシーエキスを使用するということ。イベントのオリジナルラップソングが披露され、審査基準や審査員の紹介が行われたところで、ついに料理対決の幕が切って落とされた。

 

 

客や審査員が見守る中、調理を進める参加者たち。

 

 

 客の筆者たちも、審査待ち中に完成したシシグを試食することができた(残念ながらシシグヤキは筆者たちのところに回ってきたころにはすでに完食済みだった)。個人的に好きだったのはバグスシシグ。バグスと七味がマッチし、ピリ辛なその味はビールが進むこと間違いなし。サーモンももちろんおいしく、味はよりクリーミーで上品な感じ。

 

 

筆者が試食できなかったシシグヤキ。たこ焼きの中にシシグが入っている。

クリーミーでまろやかなサーモンシシグ

パンチが効いた味付けのバグスシシグ

 

 

 最終的な審査の結果、サーモンシシグが優勝した。2位がシシグヤキで、筆者一押しだったバグスシシグは3位という結果に。それぞれが賞金と、優勝したサーモンシシグのジョナサン・ファハルドさんはニューはっちん公式アンバサダーとして今後の契約も勝ち取った。それぞれのシシグレシピは、今後ニューはっちん公式フェイスブックにて公開予定。ぜひチェックを!

 

 

審査後の表彰の様子。それぞれ10,000ペソ、15,000ペソ、50,000ペソの賞金が贈られた。

 

 

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