首都圏パサイ市のマリオットホテルで11月17日に、酒好きにとっては夢のようなイベントが開催された。それが第20回グランド・ワイン・エクスペリエンスだ。世界中からワインのみならず、蒸留酒、ビール、日本酒など1000種類以上の酒が集められ、酒に合うおつまみも豪華に用意された。
今回のイベントは、ブドウが芽吹き、新しい収穫シーズンが到来することを意味する「バッドブレイク(Bud Break)」がテーマ。コロナ禍が明け、新たなスタートを切るといった意味が込められている。
酒やおつまみももちろんだが、グランド・ワイン・エクスペリエンス開催のもうひとつの大きな目的は、人との出会いの場となること。ワインメーカーが世界各国から集まるこのイベントは、それぞれの酒に対する思いや考えなどを共有し合う機会となった。専門家がミニステージでワインについての知識を享受する場も設けられた。