セブ大司教区 離婚合法化法案に反対

 

 

[フィリピンスター電子版・7月22日] 現在上院で審議されている離婚合法化法案に対して、セブ大司教区が7月27日に祈りの集会を行う。12万人からの反対署名を集めた大司教区は、その署名を上院に提出するという。集会のタイトルは「結婚や家族にイエス。離婚にノー」。

 

 

 

 世界で離婚が合法化されていないのはフィリピンとバチカン市国のみだが、実際離婚が合法されていないからといって、結婚後の夫婦生活が他の国と比べ長続きしているのかといえば、筆者の周囲を見ても、そうでもないような気がする。結婚生活破綻後は別居し、その後新たなパートナーと事実婚関係になるフィリピン人も多い。宗教に関わる話なので、そう簡単にはいかないのだろうが、今後フィリピンの婚姻制度は変わるのかどうか、注目したい。

 

 

離婚合法化法案に反対のスローガンを掲げる首都圏マニラ市のキアポ教会(Photo:Philippine News Agency)

 

 

障がい者用スロープをめぐって首都圏開発庁が謝罪

 

 

[フィリピンスター電子版・7月18日] 首都圏ケソン市のエドサ・カルーセルバスの停留所に新たに設置された障がい者用スロープをめぐってインターネット上で議論が白熱している。

 

 

 スロープの何が問題だったかというと、斜面があまりにも急すぎたということ。実際に車いすを使って生活をする人が使用し、いかに急な坂を上るのが大変かをネットにアップした。首都圏開発庁は設計会社に相談したうえで設置したことを伝えるとともに、謝罪した。 スロープを設置できるスペースが限られているという理由もよくわかるのだが、斜面が急だけど設置するか諦めるかの2択だったところを設置し、結局大批判を受けて検討しなおすこととなった。

 

 

 予算的にエレベーターにすることはできなかったのだろうか…。階段を使えない人への配慮からできたスロープであろうからこそ、なんとも残念な結果になってしまった。 

 

 

試験中止が目的? 大学で爆破予告騒動

 

 

[フィリピンスター電子版・7月21日] 19日、ラグナ州のフィリピン国立ポリテクニック大学サンペドロ校舎に爆破予告があり、予定されていた試験が中止となった。大学教授から警察に通報され、3時間の捜査ののち、爆弾は見つからず安全であることが確認された。

 

 

フィリピン・ポリテクニック大学 (イメージ写真 Wikimedia Commons Public Domain Judgefloro)

 

 

 サンペドロ警察のフェデリコ警視補は、爆破予告がいたずらか誤情報であるとし、学生が7月19日から8月10日の間に設定されていた試験を延期させるために行った仕業ではないかと考えている。

 

 

 試験を延期してほしい気持ちはよーくわかる。しかしそれにしても、ここまでリスクのある大胆な方法をとる必要性があるほど切羽詰まっていたのだろうか。