■ 現金とクレジットカードの併用が便利 |
フィリピンではスリや置き引きが多いため多額の現金を持ち歩くことはあまり勧めない。アメリカンエクスプレス、ダイナース、VISA、JCB、マスターカードなど各種クレジットカードと現金との併用が安心だ。ただクレジットカードはホテルやレストラン、モールなどの限られた場所でしか利用できないことが多い。 |
■ ペソに現金化できる国際キャッシュカード |
クレジットカードにキャッシング機能が付いていればペソ通貨で現金化が可能になる。国際キャッシュカードは日本で入金したお金をフィリピンの現金自動預け払い機(ATM)でペソを引き出せるカードで、新生銀行、シティバンク、楽天銀行などが発行している。キャッシュカードをATM機に差し込み、暗証番号と金額を入力する簡単な操作で引き出すことができる。ATM機はショッピングモールや市内のあちこちに設置されている。ただ国際キャッシュカードは1日あたりの引き出し上限額が設定されていることがある。また各銀行で出金手数料、換算レートが異なっている。短期の旅行であれば現金とクレジットカードで不便はないが、それ以上の長期になるときはペソ通貨で引き出せる国際キャッシュカードが便利だ。 |
■ フィリピンでのATM利用の注意点 |
キアポなどマニラの下町にあるATM機は引き出した現金を人に見られ、引き出したところを狙われる危険性がある。また夜間はホテルやオフィスビル、銀行のガードマンの目が届く場所にあるATM機の利用を勧める。たまにではあるが、差し込んだカードが出てこなくなることがある。旅先でこうなってしまうと大変だ。昼間なら対処が可能だが、土日や夜は銀行が閉まっているため対応してくれない。使い慣れていない人は、銀行の入り口に設置されているATM機を銀行の営業時間内にかつ土日の利用を避けての使用が無難である。万が一、カードをATM機に食われてしまったときは(無駄かもしれないが)、ATM機に書いてある緊急電話番号にいちおう連絡してみよう。ATM機は壊れていたり現金が不足していたり、あるいは回線不良などの理由で「OFF」の紙が張られ、使用できないこともしばしばである。 |
※円・ペソの換算の目安。
10,000円≒3,800ペソ(2014年12月現在、円安傾向)
<円からペソへの換算>円×0.38=ペソ
<ペソから円への換算>ペソ×2.63=円
(円ペソの交換レートは変わるのでしばらくの間は大体の目安で「ペソ×2.5≒円」で計算しよう。たとえば200ペソのタクシー代ならだいたい500円、400ペソのラーメンなら1,000円くらい。
編集: 「ナビ・マニラ」 Navi Manila