6月24日(土)~7月3日(月)まで、フィリピン・インターナショナル・コンベンションセンターにて世界最大規模のブックフェア「Big Bad Wolf(ビッグ・バッド・ウルフ)」が開催中。 最安値が20ペソ、取り揃えるジャンルはSFからスリラー、児童書、専門書まであるとのことで、これは逃すまいと、自称本好きのナビマニラ記者が行ってきました!
想像以上の品揃え
会場に到着し、まず驚いたことはその規模の大きさ。最大級のブックフェアと謳うほどなので、そこまでこじんまりとしたフェアを想像していたわけではないものの、中に入った瞬間、会場の広さと本の多さに少々圧倒された。並べられた本は、一部の児童書を除き全てがプラスチック包装された新品のみ。しっかりとジャンルごとにセクションが分けられた会場は、自分の好きな本を見つけやすい。
残念ながら最新作はないが、数年前に発売された本であれば格安価格で買うことができる。マレーシアやインドネシア、タイなど東南アジア諸国の書店の在庫をフェアの主催者であるのマレーシアのBookXcess社が大口で購入し、格安値段での販売が可能になっているという。
本以外にもさまざま充実
ブックフェアでありつつも、本の購入だけでなく他の楽しみ方もできるのがこのフェアのいいところでもある。例えば、フードコートエリア。会場の奥では、おなじみのポテトコーナーやコーヒー・ビーン・アンド・ティーリーフなどが売店を構え、テーブルや椅子も用意されている。本を買った後に、そこで一息つきながら早速その本の世界に浸ることができる。
また、小さくながらもパフォーマンスエリアもあり、フェア開催中はローカルインディーズアーティストやバンドが毎日午後1時から10時までパフォーマンスを行う。生演奏を聞きながら本選びができるというのは、あまりない経験である。
本との出会いを楽しもう
今回取材という名目で訪れた筆者は、ちゃっかり3冊購入した。ちなみに3冊とも、今まで買おうと狙っていたわけでもなく、フェアで初めて会った本たちだ。ほしい本を事前に決めて書店に買いに行くのもいいが、会場で一目ぼれして衝動的に本を買えるのがブックフェアの醍醐味といえるかも。本好きにはたまらない。
このブックフェアで扱う本は、英語で書かれた洋書のみで、一部がフィリピン語の児童書という品揃え。残念ながら日本語の本はなかったが、子どもや自分の英語学習に役立つ本はたくさん見つけることができた。本を愛してやまない方、学習用参考書や児童書をお探しの方はこの週末、ビッグ・バッド・ウォルフに行ってみてはいかが。