食べて     Eat

祈って     Pray

買い物をして  Shop

 

 

Binondo Quiapo Divisoria

 

 

 

ある人は「食べ歩きとショッピングの聖地」といい、ある人は「マニラの魔境」と呼ぶ。在住邦人にとってなじみの深いマカティやBGCとは全く異なる雰囲気を持つビノンド、キアポ、ディビソリア。東京で歴史と風情を感じるエリアの谷中、根津、千駄木周辺が「谷根千」(やねせん)と呼ばれるように、ナビマニラは勝手にマニラ市のこの一帯を「BQD」と呼びたいと思います。怪しくも(?)魅力的なBQDで食べて、祈って、買い物をして。今まで知らなかったマニラを探しに出かけましょう!

 

 

Some say it is an eating out and bargain shopping heaven, some call it the another world of Metro Manila. Absolutely different from Makati and BGC, Binondo, Quiapo and Divisoria have distinctive atmospheres. Navi Manila explores these three areas. Let’s go to “B.Q.D.” and eat, pray and shop!

 

 

 

ビノンド~キアポ~ディビソリアへの行き方

 

 

タクシーやグラブ:マカティから約40分~50分。

電車(LRT1号線):カリエド(Carriedo)駅がビノンド、キアポへの最寄り駅。ディビソリアへは、カリエド駅からビノンドを抜けて徒歩約20分。

 

 

 

 

パシッグ川フェリー(Pasig River Ferry) :エスコルタ(Escolta)で下船すれば、ビノンドに着く。マカティ市グアダルーペ(Guadalupe)のフェリー乗り場からエスコルタまでは約30分~40分。フェリーの運航状況はフェイスブックで確認を。

 

 

 

 

※キアポ、ディビソリアはスリ、ひったくり、置き引きなどが多発するエリアと言われている。持ち物に注意し、1人で出かけるのはなるべく避け、遅い時間帯に行くのも控えたい。

 

 

 

 

 

BINONDO ビノンド

 

 

ビノンドのオンピン通りに立つ門。漢字や街灯に飾られた竜が中華街ならではの雰囲気を醸し出す。A Chinese style arch on Ongpin Street, Binondo

 

 

マニラの歴史を伝える
世界最古の中華街

 

 

 スペイン統治時代の1594年、中国人のカトリック信者の居住区として建設されたビノンド。古いタガログ語で、丘陵を意味するBinundokが、その名前の由来とされる。1840~70年代に起源を持つベトナムの中華街チョロンや米国サンフランシスコ、豪州のシドニーやメルボルンの中華街よりはるかに古く、ビノンドは世界最古の中華街として知られている。エスコルタ通りはかつてフィリピンの金融の中心地であり、100年の歴史を持つ建物が今も残る。

 

 横浜の中華街のような観光地としての雰囲気は、ビノンドではあまり感じられない。最もにぎやかなオンピン通り(Ongpin Street)の狭い一本道は、車、バイク、自転車で混み合い、道の端には露店が並ぶ。もっと歩行者にやさしく整備されてもいいのにと思うが、ここはあくまで地元の人々の商売と生活の場なのだと思い知らされる。とはいうものの、やはり中華街にはフィリピン国内外から人々を惹きつける魅力がある。街が赤い飾りであふれ、ライオンダンスやドラゴンダンスが練り歩く、活気に満ちたビノンドを見たいなら、旧正月の時期がおすすめ。2024年は2月10日が春節だ。

 

 

LRTカリエド駅から歩くと見えてくる中華風の門が、ビノンドで最もにぎやかなオンピン通りの入口。The entrance arch to the hustle bustle of Binondo’s Ongpin street.

 

 

Manila Boasts the World’s Oldest Chinatown

 

 

In 1594 during the Spanish colonial era, Binondo was built as the residential area of the Catholics from China. The name Binondo was deprived from Binundok, which means hilly terrain in old Tagalog. Binondo is recognized as the oldest Chinatown in the world, much older than the others such as in San Francisco, the United States, Sydney and Melbourne, Australia and Cho Lon, Ho Chi Minh City, Vietnam, which were established in the 1800s. Some Chinatowns like in Yokohama exist mainly to tourists while Binondo is actually where locals live and work in a community. During the Lunar New Year, Binondo is full of red decorations and the Lion and Dragon Dance troupes march around the town. 2024 Lunar New Year is February 10. It is the best time to feel the energy and charm of Binondo.