旅の目的はいろいろです。観光スポットや世界遺産巡り、異文化体験、自然の中でのアクティビティ、ローカルフード食べ歩き……。旅の計画をする中で、ホテルは大事なポイントですが、ロケーションや価格、サービスなどを重視することはあっても、ホテル自体に旅の楽しみを求めることはあまりないのでは? そこで今月の『ナビマニラ』は、ホテルを目的に行く旅を提案します。フィリピンには旅の一番の目的、ハイライトになるユニークなホテルがあります。そんな、フィリピンにいるなら一度は泊まってみたいホテルを紹介します。
自然の中のトレーラーハウス
2人で過ごす格別なひととき
LUMALUMI
ハリウッド映画を見ていると、よくトレーラーハウスって出てきますよね? 車の中にリビングや寝室を備えたトレーラーハウス。ちょっとワイルドな(?)ライフスタイルを送る人たちが暮らすイメージがあるかもしれません。そんなトレーラーハウスに泊まってみたいと思ったことがある人におすすめなのが「ルマルミ(Lumalumi)」です。
マニラから車で2~3時間、リサール州タナイの山道を進んでいくと突如現れるのは、1600本のマンゴの木が茂る広大な農園。シエラ・マドレ山、ラグナ湖を望む360度の絶景パノラマビューに囲まれた中にルマルミはあります。滞在中のハイライトの1つは、アウトドアジャグジー。1組のみ予約可能な完全プライベートのジャクジーで開放感に満たされつつ、日頃の疲れを癒しましょう。サウナで整うのもお忘れなく。ルマルミのトレーラーハウスはカップルに最適な空間とひとときを提供してくれます。
都会の喧騒を離れてやってきたら、リラックスしたい気持ちはよーくわかります。しかしせっかく自然の中に来たんですからアウトドア・アクティビティに挑戦しましょう。気軽にトレッキングやバードウォッチングを楽しむもよし、18ホールのゴルフコースと2カ所の打ちっぱなし練習場もあります。
楽しみがいっぱいのルマルミですが、何といっても見逃せないのは早起きして見たい日の出と夕暮れのサンセット。日の出とサンセットのベストスポットと言われるのがルマルミなのです。
Lumalumi
Masalat Rd, Sampaloc, Tanay, Rizal
Price: PHP1680~
※ 記事に記載のホテル宿泊料金は2024年10月末の取材時点のものです。
PHOTO CREDITS TO LUMALUMI