フィリピン暮らしで気になるモノ・コ

 3月中旬にロックダウンが始まってからしばらく経ったある日、家の近くのマカティのファミリーマートに突如おにぎりが登場しました。それも日本でおなじみの食べる時に包みを開けながら、ごはんとパリっとしたのりが一体となるおにぎりです。当時は3、4種ぐらいだったでしょうか。最初に買ったのはサーモンとティナパ(魚のくん製)のおにぎり。1個55ペソ。日本のよりも具が多く、ご飯全体に行きわたっています。やや違和感を覚える点もありますが、よく買うようになりました。

 

 

 そして最近、このファミリーマートのおにぎりの種類が増え、クオリティも格段によくなったように思います。それぞれの具がしっかり味わえるようになり、明らかにご飯もおいしくなりました。

 8月7日の朝、店頭にあったのは8種類。やき鮭、ティナパ、バゴオン(小えびの佃煮)、ツナマヨ、牛やき肉、ピリ辛豚そぼろ、スパム、ポークシシグ。魚系、肉系、日本でもおなじみ系、フィリピンならでは系がそろっています。私の推しはやき鮭、バゴオン、牛やき肉です。ポスターを見るとバグス(ミルクフィッシュ)のもあるようです。そのうちチキンアドボや、フィリピン人といっしょに寿司を食べに行くと必ず注文する「とびこ」なども登場するかもしれません。個人的にはファミマの納豆の手巻寿司がラインナップに仲間入りすることを希望します。
 
スシ、ラーメン、テンプラ、ヤキニク、カラアゲに続いて、日本語のままでフィリピン人に親しまれる和食。それはオニギリの可能性大なのでは? ご飯好きのフィリピン人に、手軽に楽しめるおにぎりが一気に浸透することを期待します。