昨年10月、マニラに初上陸したドイツのインテリア雑貨ブランドKARE。長年のKAREファンの人はもちろん、筆者のように初耳だった人もぜひ注目!
KARE (カレ)と聞けば、普通「彼? どの彼?」あるいはフィリピン料理のカレカレを言いかけている途中?と思ってしまう。しかし、センスのいい人からはきっと「お! 知る人ぞ知るドイツ発のユニークなインテリア雑貨ブランド!!」と反応が返ってくるだろう。
1981年にドイツで「家具って退屈じゃね?」と思った2人が、「暮らしに喜びを」というスローガンを掲げて、それまでにない発想で家具、インテリアを作り出したことから始まったKARE。世界60カ国、200店舗以上(2020年)を展開し、日本へも進出している。
マニラでは現在旗艦店がマンダルーヨン市オルティガスセンターのザ・ポディウム(The Podium)にあり、12月に第2号店がケソン市のロビンソンズ・マグノリア(Robinsons Magnolia)にオープン。一見、いったい何の店なのか戸惑うが、確実に好奇心がそそられて、入ってみたくなる。
カフェのような空間があるかと思えば、ホテルのスイートのような一角が現れる。テーブル、イス、照明、置物、どれもが個性的で刺激的で奇抜。KAREの日本のウェブサイトには「トレンドスタイルやスタンダードなデザインを、クレイジーな解釈を交えあらゆるテイストをユニークにデザインする」とある。確かにクレイジーというかちょっと物議を醸しそうなものもある。
レストランやカフェ、ビューティーサロンなどのビジネスオーナーの方にKAREは空間作りのインスピレーションを与えてくれそう。もちろん、一般の方も部屋の模様替えにユニークなアイテムが役立つだろう。筆者が住む殺風景なコンドミニアムのユニットもスタイリッシュでワイルドな空間になると期待したい。(T)