日本とは違う気候、環境のフィリピンで暮らしていると、なにかと体調を崩しがちです。
マニラには日本語対応の病院もあり、いざというときに助かります。💯
マニラの衛生状況・医療事情
マニラ首都圏では、日本と比べて決して良いとはいえない衛生状況によって引き起こされる病気に注意する必要があります。
主に排気ガスが原因の大気汚染による呼吸器系の病気や、汚染された飲食物による食中毒や感染性の腸炎にかかる恐れがあります。
また、大雨の後に冠水が発生して蚊が繁殖し、デング熱が流行しやすい状況にあります。
都市部と地方の間で医療水準には大きな差があります。
マニラ首都圏では近代的な設備を持つ大規模な総合病院で最先端の医療を受けることもできる一方、
地方では医療施設は衛生面でも劣るという現実があります。
マニラ暮らしで注意すること
・帰宅後はすぐに手洗いとうがいをし、感染症を予防する。
・水道水、生水は避け、飲料用のミネラルウォーターを飲む。
(水道水を使用している可能性があるため飲食店の氷にも気を付ける)
・外食の際は清潔な店を選び、加熱調理されているものを食べる。
・3月から6月にかけて非常に暑くなるので、熱中症に注意する。
・狂犬病予防のため、路上にいる犬や猫など動物に触れない。
・屋外で傷を負ったり、犬や猫に噛まれたり、引っ掻かれた場合は、すぐに洗浄・消毒し、破傷風を防ぐ。
・山間部や水辺などに行く場合は虫除けを忘れずに。
かかりやすい病気
感染症・熱帯病系
1. デング熱🦟
蚊(ネッタイシマカ)によって媒介されるウイルス感染症。
発熱・筋肉痛・発疹が特徴。重症化するとデング出血熱になる。
マニラでも毎年流行し、雨季(6〜11月)は特に注意。
👉 蚊対策(虫除け・長袖・蚊取り)必須。ワクチンは限定的で一般的には使えない。
2. レプトスピラ症🐀🐁
ネズミの尿に含まれる細菌が水を介して感染。
大雨や洪水時に「足に小さな傷」から侵入する。
発熱・頭痛・腎障害など。
👉 雨季に冠水した道路を歩かない。長靴必須。
3. A型肝炎😵💫
汚染された水や食べ物から感染。
発熱・倦怠感・黄疸。
👉 生水や生野菜を避け、必ずボトルウォーター。
ワクチンで予防可能。
4. 狂犬病🐕🐈⬛
野良犬・野良猫・コウモリの咬傷から感染。
発症するとほぼ致死。
👉 犬や猫にむやみに触らない。ワクチン接種推奨。
咬まれたら即病院でワクチン+免疫グロブリン。
5. 結核(TB)🫁
フィリピンは結核高蔓延国のひとつ。
空気感染で、慢性的な咳・体重減少。
👉 長期滞在者は検診でチェックしておくと安心。
6. 食中毒・腸チフス🩻
衛生管理が不十分な屋台・安食堂でリスク大。
下痢・腹痛・発熱。
👉 「生ものNG」「加熱を徹底」「屋台は注意」。チフスはワクチンあり。
7. 水系感染症(下痢、コレラ、赤痢)🧊🫗
水道水は飲用不可。氷も注意(製氷所の水質次第)。
👉 常にミネラルウォーター。
日本語対応がある医療機関
マニラには、日本人医師常駐、または日本人通訳による受診サポートや
日本語デスクがある医療機関があり、英語が不安な場合に安心です。
マニラ日本人会診療所
日本人スタッフによる日本語サポートがあり、
日本人医師に指導を受けたフィリピン人医師が診療を行います。
日本人会の会員以外も受診可能。
マカティ・メディカルセンター
Makati Medical Center
緊急外来もある総合病院。
ジャパニーズヘルプデスクがあり、日本人コーディネーターによるサポートを受けることができます(別料金)。
外資系企業・駐在員の利用が多い。
専門科の充実度が高く、救急体制もしっかりしている。
※2025年現在日本語窓口はないが、国際部が対応。
セントルークス・メディカルセンター
St. Luke’s Medical Center BGC
医療機器・施設が充実し、緊急外来もある総合病院。
ジャパニーズヘルプデスクが対応し、日本人コーディネーターによるサポートを受けることができます(別料金)。
フィリピン最高峰の私立病院とされる。
設備は米国並み、医師も海外研修経験者が多い。
※2025年現在日本語窓口はないが、国際部が対応。
STC国際クリニック
STC Medical International Clinic
首都圏マニラ市マラテにある国際クリニック。
日本人医師常駐・日本語対応。
診療科目は内科、皮膚科:各種レーザー施術,フィラー、ボットクス施術、IPL(老斑、アザ等除去)施術、リフティング、
歯科:審美歯科、矯正、インプラント、補綴(ほてつ)、鍼灸科、再生医療、健康診断。
旅行保険等に対応。東京上野マイホームクリニックと連携している。
https://www.facebook.com/stcmedical/
アジアン・ホスピタル&メディカルセンター
Asian Hospital and Medical Center
首都圏モンテンルパ市アラバンにある病院。緊急外来あり。
ジャパニーズヘルプデスクが対応し、日本人コーディネーターによるサポートを受けることができます(別料金)。
外国人ファミリー層に人気。
Japanese Help Desk(JHD) ローカル日本人スタッフが対応。
電話番号:+63-917-819-5461
(月〜土 08:00–17:00)
夜間・日祝:+63-917-164-7367
メール:ahm@j-helpdesk.com
ナバレス・デンタル
Navales Dental
女性の院長はフィリピンと米国カリフォルニア州での歯科医師免許を持ち、
名古屋に留学経験があるので日本語での診療が可能です。
ひばりクリニック BGCマニラ
HIBARI CLINIC BGC MANILA
マニラBGCに位置する総合診療科。
オンライン診療サービス及び、薬の処方等もしてます。
安心日本語対応です。