フィリピン基本情報

 

フィリピンにいるなら知っておきたいこの国のこと。例えば日本から家族や友人がフィリピンに来たときに質問されたら、答えることができるようにしたいものです。

 

国名

フィリピン共和国 (Republika ng Pilipinas/Republic of the Philippines

フィリピンという国名は、1542年当時のスペイン皇太子フェリペに由来する

 

 

国旗

現在の国旗のデザインは、1897年にエミリオ・アギナルド将軍が考案した。白い三角形は平等と友愛、青の部分は平和、真実、正義、赤は愛国心と勇気、闘志を意味する。太陽は団結、自由、民主主義、国家の主権の象徴であり、本の光は、スペインの植民地支配に立ち向かった最初の8つの州であるマニラ、ブラカン、パンパンガ、カビテ、バタンガス、ラグナ、タルラック、ヌエバエシハを表す。3つの星は革命が始まった地であるルソン島、パナイ島、ミンダナオ島を意味する。

 

 

 

国土

298170平方キロメートル、日本の約割の国土面積。ルソン、ビサヤ、ミンダナオの3つの大きな島をはじめ、約7641の島がある。 州(Province)の数は82

 

 

 

首都

マニラ首都圏(メトロマニラ)は、次の16の市と1つの町からなる。

ケソン市 Quezon 

カロオカン市 Caloocan

パシッグ市 Pasig

バレンズエラ市 Valenzuela

タギッグ市 Taguig

ラスピニャス市 Las Piñas

パラニャーケ市 Parañaque

マカティ市 Makati

マリキナ市 Marikina

モンテンルパ市 Muntinlupa

パサイ市 Pasay

マラボン市 Malabon

マンダルーヨン市 Mandaluyong

サンフアン市 San Juan

ナボタス市 Navotas

パテロス町 Pateros

 

マニラ首都圏地図(Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0 Philtro)

 

人口

115559005人 (2022/ 世界保健機関)

マニラ首都圏:1,3484462 202051日現在/フィリピン統計局) 

 

 

民族

マレー系が最も多く、中華系、スペイン系、先住民族からなる。

言語

国語はフィリピノ語(1987年に制定)。公用語はフィリピノ語と英語。ルソン地方中・南部を中心にタガログ語が話され、セブやミンダナオ地方ダバオでは一般にビサヤ、セブアノ語が話される。また地域によって異なる180以上の言語がある。

宗教

ローマ・カトリック78.8% 、イスラム教6.4% 、イグレシア・ニ・クリスト2.6% など

2020/フィリピン統計局発表) 

 

 

平均寿命

男性63.4歳 女性69.9歳 (2021年/世界保健機関)

 

 

識字率

972020年/フィリピン統計局) 

 

 

政治体制

共和制

 

 

国家元首

フェルディナンド“ボンボン”マルコス大統領

Ferdinand “Bongbong” Romualdez Marcos Jr.

2022年から任期年、再選禁止)

 

 

副大統領

サラ・ドゥテルテ副大統領
Sara Z. Duterte

2022年から任期年、再選1回可能)

 

 

 

議会

二院制

上院24議席(任期年、連続3選禁止)

下院311議席(任期年、連続4選禁止)

 

 

 

略史

1521年  フェルディナンド・マゼラン、フィリピンに到達

1571年  スペインによってマニラ市が建設、本格的な統治が始まる

1898年  米西戦争開戦、12日にアギナルド将軍、スペインからの独立を宣言。1210日、米西パリ条約調印。スペインがフィリピンを割譲し、米国の統治が始まる。

1899年  フィリピン第一共和国成立、アギナルド初代大統領就任

1902年  米国領フィリピン群島島民政府発足

1935年 独立準備政府(フィリピン・コモンウェルス)成立

1942年  日本軍がマニラを占領

1946年 日、フィリピン共和国独立

1956年 サンフランシスコ平和条約および日比賠償協定の発効により、フィリピンと日本との国交が正常化。

1965年  マルコス第10代大統領就任

1972年  戒厳令布告、1981年に解除。

1983年  21日、ニノイ・アキノ氏、マニラ国際空港で暗殺

マニラ首都圏マカティ市アヤラトライアングル近くに建つニノイ・アキノ記念碑。暗殺された日、2人の軍人によって飛行機から連れ出された様子を表している。

1986年  エドサ革命によりマルコス大統領退陣。コラソン・アキノ第11代大統領就任。

2001年  第2次エドサ革命により、エストラーダ大統領退陣。アロヨ第14代大統領就任。

2010年  ベニグノ・アキノ第15代大統領就任

2016年  フィリピン・日本国交正常化60周年、ドゥテルテ第16代大統領就任

2022年  ボンボン・マルコス第17代大統領就任

 

 

 

在留邦人数

フィリピン国内12989人、マニラ首都圏6047人(2023101日現在/外務省「海外在留邦人数調査統計」

 

 

祝祭日・休日 

下記は2024年の日付であり、年によって変わる祝祭日もあります。

 

1月1日 元旦(New Year’s Day

 

 

210日 中国正月(Chinese New Year)

 

 

328日  聖木曜日(Maundy Thursday)

 

 

329日 聖金曜日(Good Friday

 

 

330日 聖土曜日(Black Saturday

 

 

49日  勇者の日(The Day of Valor :第2次世界対戦中のバタアン死の行進の犠牲者を追悼する日)

 

 

410日 イスラム教ラマダン(断食月)明け大祭(Eid’l Fitr

 

 

51日  メーデー(Labour Day労働者の祭典

 

 

612日 独立記念日(Independence Day1898年にスペインからの独立を宣言した日)

 

 

617日 イスラム教犠牲祭(Eid’l Adha

 

 

821日 ニノイ・アキノ記念日(Ninoy Aquino Day 1983年ベニグノ・アキノ氏が暗殺された日)

 

 

826日 英雄の日(National Heroes ‘Day:植民地支配からの独立のために戦った人々を称える日)

 

 

111日  諸聖人の日 (All Saints’ Day:カトリック教会において全ての聖人と殉教者を記念する日。万聖節)

 

 

112  死者の日 (All Souls’ Day :死者を偲ぶ日。万霊節)

 

 

1130  ボニファシオデー(Bonifacio Day:「フィリピンの革命の父」アンドレス・ボニファシオの誕生日)

 

 

128  無原罪の聖マリアの祝日Feast of the Immaculate Conception of Mary :イエス・キリストの母マリアが、神のはからいによって原罪を免れてその母アンナの胎内に宿ったことを記念する日)

 

 

1224日  クリスマスイブ(Christmas Eve

 

 

1225  クリスマスChristmas Day

 

 

1230  リサールデー(Rizal Day:英雄ホセ・リサールが処刑された日)

 

 

1231  大晦日Last day of the year