大学に問い合わせたら
送られてきたのは……
ホセ・リサール大学に出願要項について公式ウェブサイトから問い合わせを送信したところ、大学からスイーツのレシピが送られてくるという事態が起きた。そのレシピには、ビサヤやミンダナオ地方発祥のゴマを表面にまぶしたドーナツ、ビナンカル(写真)の材料とつくる手順がわかりやすくまとめられていた。その後、大学は誤送信を謝るとともに、訂正メールで大学への出願手順をレシピ風に解説し、さらに「ビナンカルのレシピを受けとった方、調理を学べる本学のホスピタリティ・マネジメント専攻はいかがでしょう?」とユーモアを交えて回答した。(7月2日・インクワイアラー)

(CC 1.0 Public Domain Judgefloro)
フィリピン人になりすます
中国人の女を空港で逮捕
7月14日、ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3で不正に取得した身分証明書を持った中国籍のワン・シウジュン(43歳)が逮捕された。ワンは中国人として投資家ビザを持ちながら、カシア・パルマ・ポリクイトという名前でフィリピンのパスポートと出生証明書も持っていた。移民局は、ワンが身分を偽ってマニラ首都圏で電化製品を売っているとの情報を得て、マレーシアのクアラルンプールからフィリピンに帰国したところを逮捕した。指紋照合の結果、ワン・シウジュンとカシア・パルマ・ポリクイトは同一人物であることが判明した。(7月15日・テンポ)
ビギナーズラックの後で……
オンラインギャンブラーの告白
「悪魔に魂を売ったようなものです」。サンバレス州に住む25歳の女性マエさんは、オンラインカジノ中毒の自分をこのように表現した。昨年7月、スキャッターと呼ばれるオンラインゲームをやってみたところ、すぐに1万5000ペソをもうけた。それからゲームに没頭し、家事をせず、家族と過ごす時間も減った。しかし、負けが続いてどれくらい負けたかを計算してみたところ、3カ月で負債はおよそ10万ペソにふくらんでいた。ようやくゲームはやめたが、すでに自分は信用を失い、家庭は崩壊していた。
アルバイ州のレンドンさん(39歳)が、最初にオンラインカジノで賭けたのは今年の5月。友人と酒を飲んでいるとき、紹介されてやってみた。
「とてもいい気分だった」と話す通り、ジャックポットを当てて勝った。
「100ペソの資金で約4万5000ペソ勝ち、1万5000ペソ負けた」
勝って得たお金をすぐにGキャッシュで引き出し、友人に食事をおごり、その月のオートバイのローンを払い、さらに友人たちにお金を貸した。だがその後、持ち金がなくなって賭けることができなくなった。
「結局、賭けるためにお金を借りた。だけど負けてばかりで、返す目途が立たない」
もしオンラインカジノが禁止されたらどう思うかと聞くと、レンドンさんは次のように答えた。
「そうなったらとても悲しい。オンラインカジノで勝ってお金を稼ぐからこそ、必要なものを買い、家族に食べ物を買うことができるんだから。そして何よりも、自分にとっては最高のストレス解消法なんだ。オンラインカジノを取り上げないでほしい」 (7月10日・インクワイアラー)
ハンドボールを授業に
フィリピン大学が呼びかけ
フィリピン大学人体運動学部(UP CHK)はこのたび、フィリピン・ハンドボール連盟と協定を締結した。ハンドボールの普及に向け、フィリピン全国の学校の体育の授業にハンドボールの導入を呼びかけていく。すでに行われた国際ハンドボール連盟認定のコーチングに関するワークショップには45名が参加したという。(7月12日・マニラスタンダード)
国鉄PNRが運行再開
カランバ~ルセナ間
フィリピン国鉄(PNR)は7月14日からラグナ州カランバ(Calamba)からケソン州ルセナ(Lucena)の区間の運行の再開を発表した。PNRは6月中旬から修繕工事のため同区間の運行を停止していた。
停車駅はカランバ(午後5時45分発)、パンソル(Pansol)、マシリ(Macili)、ロスバニョス(Los Baños)、カレッジ(College)、 IRRI(International Rice Research Institute)、サンパブロ(San Pablo)、テャアオン/ラリグ(Tiaong /Lalig)、カンデラリア(Candelaria)、ルクタン(Lucutan)、サリアヤ(Sariaya)、ルセナ(午後8時18分着)。ルセナ発カランバ行きは午前5時発、カランバ着午前7時33分。カランバ駅、サンパブロ駅、ルセナ駅以外は、乗降者がいる場合に停車するフラッグストップとなる。運賃は15ペソ~105ペソ。
(7月13日・インクワイアラー電子版)
マニラ名物?カオスな電線
市長の指令で除去作業
マニラ市のイスコ・モレノ市長の指示により、7月9日から複雑にからんだ電線、いわゆる「スパゲティ・ワイヤーズ」の除去作業が同市ビノンド地区などで始まった。不要になった電力線や通信線が残されたまま混沌状態になった電線は、総重量2千トンになるという。昨年8月にはイントラムロス地区でスパゲティのようになった電線を取り除く作業が行われた。(7月10日・フィリピンスター)

マカティの“スパゲティ・ワイヤーズ”(撮影:竹下友章/ まにら新聞)