ウミガメの呪い!? 肉を食べた
3人死亡、30人以上病院送り
昨年11月下旬、ミンダナオ地方北マギンダナオ州でウミガメを食べた3人が食中毒により死亡、子どもを含む30人以上が病院に搬送された。事件が発生したのは海沿いの漁村で、先住民テドゥライの人々が地元でパウィカン(Pawikan)と呼ぶウミガメの肉をココナツクリームで調理して食べた。すると嘔吐や激痛を伴う激しい腹部のけいれんなどの症状に見舞われたという。ウミガメは絶滅危惧種に指定されており、食用に捕獲することは禁止されている。(12月1日・フィリピンスター電子版)
性教育を始めるのはいつ?
専門家が主張する年齢
先頃、家族計画に関するイベントで臨床性科学者のリカ・クルズは、親がセックスについて子どもと話すべき時期を「3歳になったら、あるいは子どもが親に話しかけるようになったら、子どもとセックスについて話すべき」と述べた。「フィリピンでは、女性器、男性器を何と言うか子どもの時期に教えない。体の部分を何と言うか教え、隠すことなく生殖について話すべきだ」 また性教育について、「親にはもっと家庭でオープンにセックスについて話すようにすすめたい」と語った。(11月17日・デイリートリビューン)
ヘアクリップと申告された小包
その中に入っていたのは……
関税局は先頃、パンパンガ州クラーク港である小包を押収した。インドネシアからマニラ首都圏バレンズエラ市の受取人宛に送られた小包の中身は「ヘアクリップ」として申告されていた。しかし、検品によって、ガラス容器の中にクモの子が入っていることが判明。全部で178匹入っていたが、生きているのは157匹だった。その後、クモの子は環境天然資源省に引き渡された。(11月20日・フィリピンスター)
農場からアヒルを盗難
盗まれた証拠はいかに
昨年10月、ヌエバエシハ州の農場から1097羽、32万9000ペソ相当のアヒルを盗んだ2人の男が逮捕された。男たちがアヒルを別の農場に誘導しているのを農場主が目撃し、警察に通報。アヒルの足に印が付けられていたため盗まれた農場主のアヒルであることが判明し、容疑者逮捕に至った。(11月22日・フィリピンスター)
ジープニー運転手が乗客女性を殺害
加害者に残る被害者反撃の証拠
セブ州マンダウエ市でジープニー運転手の男(35歳)が乗客の女性(22歳)を絞殺する事件が発生。運転手はひと気がないところに来ると、前の席で居眠りする女性にキスをしようとした。気付いた女性に舌をかまれた運転手は女性の首を絞めて殺害した。その後逮捕された運転手の舌は、被害者の女性によってかみ切られていた。(11月23日・テンポ)
ダイビングをはじめ各部門で受賞
ワールド・トラベル・アワード
旅行業界のアカデミー賞といわれる「ワールド・トラベル・アワード2024」において、フィリピンは世界トップのダイビングスポットとして「ワールド・リーディング・ダイブ・デスティネーション(World Leading Dive Destination)」に選ばれた。フィリピンは2019年~23年にも同賞を受けている。今回、ダイブリゾート部門でパラワンのアマンプロ(Amanpulo)も受賞した。
ダイビング関連以外でもボラカイがラクシュアリー・アイランド部門、マニラがシティ部門で受賞ししたほか、シティ・オブ・ドリームズ(首都圏パラニャーケ市)がカジノリゾート部門で受賞した。(11月30日・ピープルズジャーナル)
第2次大戦時の不発弾
空港近くで見つかる
昨年11月下旬、ニノイ・アキノ国際空港第2ターミナル近くのミア・ロードで道路拡張工事をしていた作業員らが不発弾を見つけ、空港警察に通報。長さ約1メ-トル37センチ、直径約1メートル60センチの爆弾は第2次世界大戦時nに米国が使用していたものと判明した。爆発の恐れがあるかどうかを検査した後、タルラック州に運ばれて適切に処理される。(11月29日・マニラタイムズ)
遠距離恋愛中の彼が提案
「ズームを使って結婚しよう!」
質問者:オンラインのデートアプリで知り合った恋人と結婚したいと考えています。しかし彼はアフリカのジンバブエにいてすぐにフィリピンに来ることはできません。そこで、彼からオンラインミーティングアプリのズームを使って結婚をしようと提案されました。これでも正式な結婚と認められますか?
弁護士の回答:法律で結婚に関する必須事項が決められています。それらの必要事項を満たすには、実際に2人が同じ場所にいることが求められます。よってズームやスカイプを使っての結婚は有効とは認められないといえます。もし、故意に必要事項を満たさずに結婚した場合は罰せられる場合があります。(11月27日・デイリートリビューン)
歴史的聖地で宝探し
10人が逮捕される
ブラカン州にある歴史的聖廟イナン・フィリピナ・シュライン(Inang Filipina Shrine)で許可なく宝探しを目的に発掘作業をしていた10人が逮捕された。
昨年11月下旬の午後11時20分頃、聖廟を掘っている集団がいるとの通報を警察が受け、容疑者を逮捕し、シャベル、懐中電灯、探知機、車などを押収した。イナン・フィリピナ・シュラインは、フィリピン独立革命時代の激戦地として知られる。 (12月1日・テンポ)
ダバオ市に国立博物館
ユニークな外観も話題
昨年12月1日、ミンダナオ地方ダバオ市に国立博物館が開館した。総工費3億ペソ、6階建ての博物館にはミンダナオ地方の伝統の織物をはじめ、歴史、自然、文化に関するさまざまな資料が展示されている。建物の外観は突起に覆われており、ダバオ名産のドリアンをイメージして設計された。
開館時間は火曜日から日曜日の午前9時から午後5時まで(入場受付は午後4時30分まで)。入場無料。
(12月3日・フィリピンスター)
新興プロバイダーDITOが
フィリピン最速のモバイルネット
モバイル市場の調査分析を行うオープンシグナル社による「フィリピン最速のモバイルネットワーク・アワード」に、ディト(DITO)が選ばれた。
ディトの5Gのダウンロードの速さ287.2Mbpsは、スマートの147.5Mbps、グローブの95.2Mbpsをよりもはるかに速い。総合的なダウンロードの速さにおいてもディトの34.6Mbpsに対し、スマートは28.6Mbps、グローブは20.9Mbpsだった。
ディトは、インターネット接続を診断する米国Ookla社からもフィリピンのモバイルネットワークで1位(2023年第3四半期~2024年第2四半期)の評価を得ている。
スマートとグローブが独占してきたフィリピンの電話業界に「第3の会社」として2021年に創業したディトは、現在1400万人の契約数を獲得している。
(12月7日・マニラスタンダード)