レッドホースビールのブランド価値 東南アジアトップ30に選出
[10月4日・インクワイアラー電子版] 国際市場調査会社カンター(Kantar BrandZ、本社・英国)が、このほど2024年東南アジアで最も価値あるブランドトップ30を発表し、レッドホースビールが26位にランクされた。フィリピンのブランドでランクされたのはレッドホースのみで、昨年の28位より2ランク上昇した。
1位を獲得したインドネシアのBCA(バンク・セントラル・アジア)をはじめ、金融やIT関連会社のブランドがランキングを占めた。そんな中でレッドホースは14億5000米ドルの評価額で、27位のシンガポールのタイガービール(評価額14億2700万米ドル)を上回り、アルコール飲料のブランドでは最上位にランクされた。
ご存じレッドホースは、サンミゲルが製造するアルコール度6.9%のストロング系ビール。フィリピン市場のシェアは、レッドホースが65%を占めてトップ(2021年)。てっきりサンミゲルのピルセンやライトの方がシェアは大きいと思い込んでいたが、レッドホースが1番だったとは。フィリピン人との飲み会では、必ずと言っていいほどこのレッドホースが登場することを思えば、むべなるかな。
レッドホースのラベルに描かれている赤い馬は、ハッピーホースという名前らしい。価値あるブランドと評価されて、さぞこの馬もハッピーであろう。
悲報 貝が肝炎の原因に!?
[10月11日・ピープルズ・ジャーナル] フィリピンで蔓延するA型肝炎の原因が貝類と考えられることが一般に知られていないと、研究者が警鐘を鳴らしている。
漁業水産資源局、アテネオ・デ・マニラ大学、豪州モナシュ大学マレーシア校などの研究者は、フィリピンで収獲され、消費されているオイスターやムール貝などは汚染された水質の環境でプランクトンを食べていると指摘。貝類の体内に取り込まれたウイルスは10週間生きることがわかっており、適切に調理されないまま消費されることで、肝炎を引き起こす。一方、蒸す、ゆでるといった昔ながらの貝の調理法は、どれほど殺菌効果があるのかも明らかになっていないという。これらのことを受けて研究者は、貝が収獲されてから消費者に提供される行程を調査すべきと訴えている。
マカティにオイスターを看板メニューにする店が、ちらほらある。オイスターもムール貝も赤貝もホタテも食べられない筆者なので、無縁な店である。貝好きな友人からは「どうしてこんなおいしいものを!もったいない」と言われて続けてきた。いわゆる食べず嫌いなのでなぜ嫌いなのかわからない。しかし今度言われたら、この記事に基づいて「A型肝炎の原因となるかもしれないから」ときっぱり言おうと思う。
フィリピンの4つの島がトップ10にランク
[10月11日・デイリートリビューン、10月9日・フィリピン国営通信電子版] 米国の有力旅行専門誌「コンデナスト・トラベラー」(Condenast Traveler)が先頃発表した「2024年読者賞」で、フィリピンの4つの島がアジアのアイランドリゾート・トップ10に選ばれた。
57万5000人が参加した調査による順位は、ボラカイが3位、パラワン6位、セブとビサヤ諸島8位、シアルガオが10位だった。そのほかのトップ10は1位コサムイ(タイ)、2位ランカウイ(マレーシア)、4位スリランカ、5位フーコック(べトナム)、7位プーケット(タイ)、9位バリ(インドネシア)。国別ではフィリピンの島が最も多くトップ10にランクされている。
このようなランキングでは、すっかり常連となったフィリピン。ルソン地方の島もいつかランキングに入りますように。