先頃6月29日(水)から7月6日(水)まで、3年ぶりに日本へ一時帰国しました。コロナ禍中の海外渡航制限が緩和されてきているとはいえ、やはり以前と状況は異なります。現時点でフィリピンと日本の出国、入国について、筆者の体験を共有したいと思います。
マニラ・ニノイアキノ国際空港から成田空港へ
急に一時帰国を決めたことから、航空券探しを始めたのはマニラ出発日の約1週間前。いろいろ比較してセブパシフィックにしましたが3万5000ペソ超え・・・・・・。コロナ禍よりかなり高い。
ワクチンのブースター接種済であっても、日本へ入国する72時間以内にRT-PCR検査を受け、陰性証明を取得する必要があります。結果は、検査機関で日本の厚生労働省指定のフォーマットに記入してもらいます。ウェブサイトからダウンロードできますが、検査時に日本へ行くためにRT-PCR検査が必要の旨を伝えるとすでに検査機関が準備していて、記入してくれました。
RT-PCR検査の陰性証明およびブースターを含むワクチン接種証明(フィリピン保健省「VaxCertPH」https://vaxcert.doh.gov.ph/)がそろったところで、スマホに入国時の検疫手続き用ファストトラック「MySOS」アプリをダウンロード。質問への回答およびワクチン接種証明とRT-PCR検査の陰性証明のPDFデータやスクリーンショットをアップロードし、事前登録を済ませます。筆者は日本入国の前日に登録しましたが、ワクチン接種証明が不鮮明だったため登録保留のメッセージが届き、再度アップロードすることになりました。
登録が完了すると、スマホの画面に緑色背景に「ワクチン接種あり」「入国後待機なし」と表示されるのでスクリーンショットで保存。QRコードも表示されるのでスクリーンショットにして保存。
フィリピン出国前の準備はこれで一応完了。ワクチン接種証明と検査の陰性証明は念のため紙のコピーも用意しました。
出発日は3時間前に空港第3ターミナルに行ったところ、空港に入る前の長蛇の行列もなく、チェックインも待つことなくすんなりと終えました。
搭乗した機内は空席も多く、埋まっていたのは50%くらいでしょうか。成田空港に近づいたところで、懸賞付きクイズがありました。
第1問「フィリピンの夏の首都と言えば?」。答え「バギオ」。
第2問「ジェネラル・サントスの名産は?」 誰も答えないので私が手を挙げて「マグロ」と答えて正解し、セブパシフィックの小物入れをゲットしました。
第3問「クイーン・オブ・ザ・サウスで知られる都市は?」 答え「セブ」
成田空港に到着
到着後、入国審査に向かう通路で、係員にアプリ「MySOS」の登録画面(緑色背景に「ワクチン接種あり」「入国後待機なし」の表示画面)を見せます。「MySOS」の登録を済ませていなかった人は、係員に止められていました。その場でアプリをダウンロードしたり、登録したりすることになったのかもしません。「MySOS」の登録を事前に済ませておいてよかったと思いました。
入国審査では長い行列ができていて、20分ほど並びました。保存した「MySOS」アプリのQRコードを係官のところで読み込みます。その後、顔認証を経て、スタンプを押してもらって(海外滞在で失効した運転免許再交付手続きのため、帰国スタンプが必要でした)、3年ぶりの日本です。
上野から最終の新幹線で帰った実家で浴びたシャワーの強い水圧は、まるで滝に打たれるようでした。
成田空港からマニラ・ニノイアキノ国際空港へ
フィリピンへ戻る前日、ワンヘルスパス(https://onehealthpass.com.ph/)で、質問に回答およびワクチン接種証明とブースター接種証明のアップロードをして登録。EメールにQRコードが送られてくるので、スクリーンショットに保存。
復路便は午後6時25分発。3時間前に空港のチェックインカウンターに行ったところすでに長〜〜〜い列。オンラインでチェックインをしておくべきでした。並んでいる最中に、ワンヘルスパスの登録、ワクチン接種証明の確認が行われます。結局ゆうに1時間以上並んでチェックイン完了。
日本へ来た時とうってかわって、セブパシフィック機内はほぼ満席。 この便でも懸賞付きクイズがあり、第1問目は日本へ行った時と同じく「フィリピンの夏の首都と言えば?」。セブパシフィックに乗る方は、ぜひこの頻出の過去問を覚えておきましょう。
マニラ・ニノイアキノ国際空港には予定時刻より約50分早い午後9時40分ごろに到着。入国審査に向かう通路で、成田空港と同様に係員にワンヘルスパスのQRコードを提示し、エクスプレス・レーンへ。QRコードを読み取った後に、入国審査へと進みます。
バゲージクレームで預けた荷物が出てくるまでに約40分待ち、その後タクシー乗り場で並んで20分。メーターを使うのを渋る運転手にいらいらしながら、ようやくマカティへ。家に着いたのは夜11時30分ごろ。北陸の実家を朝8時45分に出てから、実に16時間におよぶ旅を終えました。
マカティのコンドでやさしい水圧のシャワーを浴びながら、無事フィリピンに帰ってきたことを実感した次第です。(T)