マスカラフェスティバル、復活 

 

 

[8月8日・マニラタイムズ電子版] ネグロス・オクシデンタル州バコロド市で、「マスカラフェスティバル」が今年10月、2年ぶりに開催される。30のバランガイ(最小行政区)からパフォーマーたちが集い、ストリートダンスを披露し、フロート(山車)も繰り出すマスカラフェスティバルでは、マスカラクイーンコンテストやミスターバコロド・ボディービルディング・フィットネス大会、ヒップホップダンスチャレンジ、BMXライディングコンテスト、DJバトル、チェストーナメント、バレーボールトーナメント、フットボールトーナメントなど盛りだくさんのイベントが開催される。

 

 

笑顔のマスクとカラフルな衣装を身に着けたダンサー(Wikimedia Commonsより)

 

 

 ブラジルのリオカーニバルに似ているとも言われるマスカラフェスティバルは、日本語で「たくさんの顔祭り」という意味。その名の通り笑顔のマスクをかぶった人々が、ラテン音楽のビートに合わせてそれぞれパフォーマンスを披露する。

 

 

 他国が屋外でのマス着用義務を撤廃したりなど、少しずつ規制が緩和されている中、いまだ感染予防対策にはなかなか厳しいフィリピン。今回はパンデミック後初のフェスティバル開催になるということだが、もしかして……マスク・オン・マスクなのだろうか。もしそうだとしたらどっちのマスクが上にくるのか。やはり「笑顔の都市」という異名を持つバコロド市なだけあって、医療用マスクを下にするのが無難かな……。

 

 

 なんて、おそらくマスク・オン・マスクなんてしないだろう。そう分かりつつも、怪しげに微笑むマスカラフェスティバルのマスクの上から医療用マスクを着けているところを少しだけ想像してしまったのは私だけだろうか。

 

 

 

「世界の美味しいスープ50選」にフィリピン料理がランクイン

 

 

[8月9日・マニラブラティン電子版]世界の伝統料理を紹介する旅行ガイドブック『テイストアトラス』が今月発表した世界の美味しいスープ50選 」(50 Best Rated Soups in the World) に、フィリピン料理のシニガン・バボイ、ブラロ、ティノランマノックがランクインを果たした。

 

 

 シニガンは、その新鮮な野菜のラインナップと酸味、そしてレシピの豊富さが評価され、7位にランクイン。19位にタガログ語の膝小僧にちなんで名付けられたと言われるブラロ。23位に選ばれたティノランマノックは、ツイッター上でもディベートがヒートアップしたこともあるような好き嫌いが分かれる料理とされ、ティノランマノック嫌い派にとっては意外な結果となったようだ。

 

 

好き嫌いが分かれる(?) ティノランマノック(Wikimedia Commonsより)

 

 

 フィリピン初心者の筆者はまだティノランマノックを食べたことがないので、早急に食べに行かねばと思っている。果たして自分がティノランマノック好き派なのか嫌い派なのか、楽しみである。

 

 

 ちなみに堂々の1位はタイの北部などで食べられている麺料理カオソーイ。2位がフィンランドのサーモンと野菜のスープ、ロヒケイット、3位がスコットランドのタラの燻製とポテトを使ったスープ、カレンスキンクという結果だった。日本のスープ料理もランキングに入っており、豚骨ラーメンが4位のほか、味噌ラーメン、醬油ラーメン、塩ラーメンが続けて9~11位にランクイン。そのほかにも博多ラーメンが17位、鹿児島ラーメンが22となっている。味噌汁がランクインしているものかと思えばまさかのすべてラーメン。ラーメンはスープ料理に入るのだろうか。議論の余地があると思うのだが・・・・・・。

 

 

 なお、順位は8月4日時点のもので、その後も変動を続けており、29位に横浜スタイルラーメンも登場した。シニガンがトップになる日も来るのだろうか?

 

 

 

ONE PIECE FILM RED」、フィリピンでも9月に公開

 

 

[8月11日・ラップラー電子版]日本を代表する漫画・アニメは何かと問われれば、「ONE PIECE」と答える人は少なくないだろう。それだけ長年に渡って日本国内だけでなく海外でも絶大な人気を誇ってきたONE PIECEだが、8月6日に日本で公開された新作映画「ONE PIECE FILM RED」が、9月にフィリピンのSMシネマでも劇場公開される。詳しい上映日程はまだ公開されていないものの、アニメニュースネットワークによると、ODEXフィリピンが9月1718日にファン上映会を開催することはすでに発表されているようだ。

 

 

 つい先日には原作者である尾田栄一郎さんがツイッター上で、25年にも渡る麦わらの一味の旅の終わりを匂わせ。かの有名な超長期連載漫画がどういう最後を迎えるのか、多くの方にとって大変気になるところであろう。かくいう筆者はONE PIECEの漫画もアニメも見たことがない。筆者のようにONE PIECEファン歴0年で、今から全巻読む自信がない人も、せっかくフィリピンで劇場公開するのだし、これを機にまず映画から入ってみるのはいかが。