イケア in マニラ

 

 スウェーデン発の家具・生活用品量販店イケアが、2021年後半に首都圏パサイ市のモール・オブ・アジアに開店します。今年11月には70億ペソをかけた店舗が完成する予定でイケアにとっては世界最大の店舗になるそう。実店舗の開店に先立ってフィリピンで開店するオンラインショップは、東南アジアではマレーシア、シンガポール、タイに続くものです。

 

 これまでも、マニラにやってくるという話は聞いたことがあった気がするイケア。今回フィリピンといっしょに、メキシコでも開店するそうです。メキシコにいる友人によれば、メキシコでもかなり以前からイケアができるという話はあったのですが、ずーっと実現しなかったらしいです。

 

 ついに、マニラにやってくるイケア。以前シンガポールにいた時は、イケアで家具よりもスウェディッシュ・ミートボールやホットドッグやソフトクリームを買う方が多かったので、マニラ店にもレストランができると聞いて喜んでいます。ところで、フィリピンではIKEAはどのように発音されるのでしょうか。日本はイケアで本家スウェーデンでもイケアらしいのですが、フィリピンでは米国式(?)にアイキアとなるのか・・・・・・。 (10月10日・フィリピンスター電子版)

 

 

 

 

マニラから1カ月以上歩いて故郷へ

 

 コロナ禍で困窮する家族のために 自転車で ラグナ州サンペドロからビサヤ地方東サマール州オラスへ自転車で9日間かけて850キロを走破した19歳の少年がいました(家族のために自転車走破850キロ)。しかし、これ以上と思われる苦行をした人がいます。

 

 27歳のロエルさんは、マニラ首都圏で建設作業の仕事を失ったため、8月第3週、故郷にいる家族に会うため歩いて東サマール州タフトへ出発。途中ヒッチハイクをし、フェリーにも乗りましたが、歩いた距離は672キロ。9月29日にタフトに到着した時はぼろぼろの短パンに、裸足にサンダル履き。そのサンダルもサイズが大きすぎ、よくこれで1カ月以上、気の遠くなる距離を踏破したものだと驚かざるをえません。足はマメだらけ、水ぶくれだらけ。鉄人のような耐久力でち踏破したロエルさんはサンダル、スポーツシューズ、エナジードリングの広告塔にふさわしいという声もあります。

東サマール州タフトに着いた時のロエルさん(写真:フィリピン国営通信社)

 ロエルさんは8歳の時に父親を亡くし、19歳で故郷を出てレイテやマニラで働きました。今回故郷戻ったら、自分にとってただ1人のきょうだいを探し、また7年間音信不通だったため、母親が生きているかどうか確かめたいと語りました。(9月30日・テンポ電子版、10月3日・デイリートリビューン)

 

 

バイクに乗る時は忘れずに

 

  バイクの2人乗りをする時に、運転手と後部座の間にプラスチックの仕切り板がないと摘発されると話題になりましたが、今、交通取り締まり係員は、ヘルメット着用違反に目を光らせているようです。事故の時の衝撃から頭をしっかり守ることができるヘルメットを着用しなくてはなりません。以前は野球用のヘルメットや自転車用のヘルメットも認められていました(え、まじ!?)が、今は罰金が科されます。ご飯を炊く時に使う鍋や、ココナツの皮をかぶっていた人もいます(エェー!!)が、いけません。(10月9日・デイリートリビューン) 

 

密輸爆竹1,000箱を焼却処分

 

 ダバオ関税局は10月1日、密輸された爆竹およそ1,000箱を焼却処分しました。これらはダバオで売られていたのを押収したもので、新年を迎える大晦日に使われるものだったとみられています。1,000箱の爆竹を焼却すると爆音が鳴り響き、さぞスペクタクルな光景が光景が繰り広げられたことでしょう。

 処分された爆竹のパッケージを見ると、かわいらしいキャラクターがデザインされています。生産元の中国では、子ども向けなのでしょうか?

 

  フィリピンやシンガポールでは新年や旧正月に爆竹を使用することは禁じられていますが、私には最初は理由がわかりませんでした。年末になると、マニラの新聞には爆竹で指が吹き飛ばされたり、大やけどを負ったりという記事が出て、なんでそんなことが起こるのだろうと。不良品の暴発事故もあるでしょうが、数年前の年末にマカティのバランガイに行って納得。子どもや酒に酔った大人が、点火した大きい花火や爆竹を手に持ったままでいるのを見て、これなら事故が起きるのもわかると思った次第です。(10月13日・デイリートリビューン電子版)