ペットも出入国手続きがあるの? 飛行機には一緒に乗れるの?

 

 
 

 犬、猫などのベットとフィリピンから日本に渡航するには動物検疫手続きが必要となります。両国政府機関からの必要書類の作成をはじめ、マイクロチップの装着、狂犬病ワクチン接種、狂犬病抗体値の検査、180日の係留期間などの条件を満たさなくてはなりません。また日本動物検疫所にペットと入国する40日前に事前連絡をする必要があります。ペットと安心して渡航するため、早めに検疫準備を行うことをお勧めします。  

 

動物の出入国許可必要書類(輸出検疫証明書、健康証明書、輸入証明書など)のほか検疫手続きの詳細は、フィリピン農務省家畜産業局(https://www.bai.gov.ph/)および日本農林水産省動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/)のウェブサイトで確認してください。

 
 
 

動物病院のペット渡航サービス

 

 煩雑な手続きを避けたい人や、仕事などでなかなか時間がとれない方のために必要な手続きを行う「ペット渡航サービス」を提供している動物病院もあります。金額は2万2千ペソ前後(2021年6月現在)。

 

「ペット渡航サービス」を提供している動物病院

 

・Animal House Veterinary Hospital ( 16 Jupiter, Makati City )
・Makati Dog and Cat Hospital (5426 Gen. Luna St. Cor, Algier St., Poblacion, Makati City)
・BSF(Beterinaryo sa Fort)Animal Clinic (1500 1st Ave., Taguig City)
・VIP(Vets In Practice)Animal Hospital(63 Maysilo Circle, Cor. Boni Ave., Mandaluyong)
・Hanna Pet Wellness Center(1266 P. Ocampo St., cor. G. del Pilar St., 756, Manila)※日本語対応あり 

 
 
 

航空会社のペット搭乗サービス

 
 

多くの航空会社はペットの搭乗サービスを提供しており、運送のための条件を設けています。一般にペットは委託手荷物として預け、空調で温度や湿度を管理された専用の貨物室(バルクカーゴルーム)に搭乗します。

 
 

日本航空(JAL)

 

預ってもらえない犬猫:妊娠している。生後8週未満。呼吸器疾患がある。健康状態に問題がある。攻撃的。悪臭がある。
預ってもらえない短鼻犬種:ブルドック、フレンチブルドック
1匹の最大重量(ペットとケージ合計):45キロ(100ポンド)まで
運送方法:旅客機受託手荷物
料金:重量および容器のサイズから運賃を算出
ウェブサイト:www.jal.co.jp/jp/ja/

 
 

全日空 (ANA)

 

預ってもらえない犬猫:妊娠している。生後4カ月未満。心臓・呼吸器疾患がある。健康状態に問題がある。
預かってもらえない短鼻犬種(毎年5月1日~10月31日の夏季期間):ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、ボクサー、シーズー、ボストン・テリア、ブル・テリア、キングチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル、ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ。
1匹の最大重量(ペットとケージ合計):45キロ(100ポンド)まで
運送方法:旅客機受託手荷物
料金:25000 円/ 250米ドル
ウェブサイト: www.ana.co.jp/