吉田 篤史 さん
Yoshida Atsushi
Co-Founder & COO, Happy Hour Consulting Inc. Omusubi Trading Corp. 和食の料理人でテレビ番組『料理の鉄人』にも出演した父親の影響で、高校卒業後、京都の料亭で修行を積む。ロンドン、香港での高級日本料理店やオカダマニラでの総料理長を経て起業。現在マカティ市のラーメン店「祭儀」などの飲食店を経営する。京都市右京区生まれ、東京都世田谷区、町田市育ち。 「修行をしていた京都の店は、日本で初めてお客様の前でカニを焼いて出すスタイルを確立したところでした。その店で食べたカニ、そして、香港のフカヒレとマンゴープリンが、これまで食べた中で印象に残っている料理です」
Q1 フィリピンに来た年は？
2016年
Q2 フィリピンに来た理由は？
オカダマニラの開業準備のために来ました。日本料理店「炎舞」を立ち上げ、その後2019年からは飲食部門のすべてを統括する総料理長を務めました。
Q3 今、フィリピンで住んでいるのはどこですか？
首都圏パラニャーケ市
Q4 フィリピンの「こういうところが好き」
私は人見知りするのですが、フィリピン人は初対面でも話しやすい。困ったことがあって助けを求めると、親身になって説明してくれる人柄が好きですね。
Q5 これまで経験したフィリピンでうれしかったことは？
2021年３月に起業し、店をオープンできたことは大きな喜びです。
Q6 フィリピン暮らしで困ったことは？
私は車を運転するのですが、渋滞と荒い運転のジープニーには困ったものです。ストレスを感じます。
Q7 フィリピンでの趣味や休日の過ごし方は？
食材探し。ネットで調べて、実際に生産地を訪れます。「祭儀」で使っている黒豚や野菜も食材探しで見つけました。
Q8 今、凝っていること、夢中になっていることは？
フィリピンに来てから始めたゴルフですかね。スコアよりも、運動を目的にやっています。
Q9 マニラでお気に入りの場所や店は？
アラバンのウデンホース・ステーキハウス。会社のミーティングにも使わせてもらっています。
Q10 フィリピン国内で好きなところ、行きたいところは？
タガイタイのカフェ、BREAKFAST AT ANTONIO’Sは店内からの眺めもよく、飼っているポメラニアンも一緒に連れて行けるので気に入っています。
Q11 これまで住んだことがある国は？
ロンドンで２年半、香港で４年半、仕事をしていました。ロンドンのミシュラン星を持つ日本料理店には、サッカー選手やＦ１ドライバー、香港の店には有名なカンフー映画の俳優も来店されましたね。
Q12 お気に入りの都市とその理由は？
スペインのバルセロナ。気候も良く、食べ物もおいしい。建築も好きなので見どころもたくさん。
Q13 海外旅行で行きたい国は？
インドの山奥。ヨガの発祥の地であることと、仏教にも興味があるのでぜひヒマラヤ山脈との国境に近い山に行ってみたいと思っています。
Q14 果てしなく食べたい好物は?
以前はラーメンでした。東京でラーメンを食べ歩いて１日10軒周ったことも。赤坂「なかご」の豚そばと、醤油ラーメン発祥の店として知られる浅草の「与ろゐ屋」が好きですね。今はやはり、刺身や寿司を食べたいです。
Q15 好きな有名人は？
和食の師匠でもある祇園丸山主人の丸山嘉桜氏。日本にヨガを紹介した思想家で実業家でもある中村天風氏。
そして父の友人で広東料理のシェフだった木川道幸氏。木川氏の中華料理店のまかないメニューで感動した坦々麺が「祭儀」の看板メニューです。
Q16 酒は飲みますか？
最近は弱くなったんですが、唎酒師（ききざけし）の資格を取ってから日本酒好きになりました。
Q17 好きなスポーツは？
中学まではサッカーをしていて、東京都で２位になったこともあります。ポジションはゴールキーパーです。ロンドンにいたときはプレミアリーグを観戦しに行きましたし、フットボールの聖地ウェンブリースタジアムにも行きました。マンチェスター・ユナイテッドのファンです。
Q18 好きな本は？
斎藤一人や中村天風、カーネギーの自己啓発書、司馬遼太郎の歴史小説、北大路魯山人の料理の本。
Q19 好きな音楽は？
以前はよく英国のUB40などのレゲエを聞いていましたが、今は家でボサノバを聞きながらリラックスしています。
Q20 好きな映画や演劇は？
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 （原題：Chef）、『二ツ星の料理人』（原題：Burnt）
Q21 絶対無理なものは？
ドリアン。妻の出身地であるドリアンの産地ミンダナオ地方ダバオで食べたんですが、やはりダメでした。それまでドリアンを使った菓子などは問題なかったんですが‥‥‥。
Q22 特技やプチ自慢は？
特にありません。
Q23 今、ほしいものは？
時間ですね。食材探しに行く時間、ビジネスの次の展開を考える時間がほしいです。
Q24 もし、料理の道に進まなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか？
料理人以外考えられないですね。私は４人兄弟の長男なのですが、すぐ下の弟も料理人になりました。
Q25 今から５年後はどこで何をしていたい？
フィリピンで、和食の学校を設立できたらと考えています。料理をつくるだけでなく、和食の起源は懐石なので茶道、華道、陶芸など、和食に必要な感性も身に付けることができる学校にしたいですね。
