金子 拓平 さん  Takuhei Kaneko

 

 

1989年生まれ。山口県出身、広島県育ち。広島大学教育学部卒業。フィリピンを拠点にフリーの俳優として活躍中。主な出演作品映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』(日本で劇場公開中、海外ではHBOアジアで配信中)、Netflixシリーズ『Princess DayaReese』など。

 

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Q1 フィリピンに来た年は?

 

 2018年12月。在比歴は2年半ほど。

 

 

Qフィリピンに来る前は何をしていた?

 

 小学校6年生の担任がすごく良い先生で、彼に憧れて大学は教育学部に進学、卒業後は4年間小学校の教師を務めました。その後、小学生の頃からの俳優になる夢を追いかけて東京に上京、事務所に所属して日本でも芸能活動をしていました。

 

 

Q3 フィリピンとの関わりは?

 

 父親がずっとフィリピンで仕事をしていて、何回か遊びに来たことがありました。

 

 

Q4 俳優としてフィリピンに来たきっかけは?

 

 レンタルビデオ店TSUTAYAのカンヌ国際映画祭受賞作品コーナーでたまたま目に入ったブリランテ・メンドーサ監督作品『ローサは密告された』を見て、その臨場感溢れる映像に衝撃を受けました。そして、この監督の作品に出演したい一心でマンダルーヨン市の同監督の事務所にアポなしで突撃したんです。監督は時間を割いて言葉もろくに通じない自分の熱意を受け止めてくれて、「とりあえずフィリピンに住みなよ」と。その後撮影にも呼んでもらえるようになりました。

 

 

Q5 今住んでいるところは?

 

 BGCのコンド。マカティにも住んだことがあります。

 

Q6 フィリピンの好きなところ

 

 日本だと北野武監督などの巨匠に会おうと思ってもまず難しいですが、フィリピンのエンタメ界はオープンで、熱意のある人を純粋に応援してくれる基盤があります。撮影現場でも、スタッフが主演に過剰に気を遣うようなことはなく皆フラットで、チームとしての団結は強いです。

 

 

Q7フィリピン生活で大変なこと

 

 強いて言うなら、湯船とスーパー銭湯がないこと。

 

 

Q8  休日の過ごし方は?

 

 サッカーをしています。あと日本人ともフィリピン人ともよく飲みに行きます。先日は、コロナ禍でできていなかったメンドーサ監督のバースデーイベントにも参加しました。

 

Q9 マニラでお気に入りの場所は?

 

 モールがありレストランの種類も豊富なマカティやBGCはいろいろと充実していて好きです。

 

Q10  フィリピン国内・国外で行きたいところは?

 

 国内はパラワン、ボホール、セブ。国外は南米ボリビアのウユニ塩湖。

 

Q11  タガログ語の勉強方法は?

 

 映画やドラマ、歌で勉強したほか、『名探偵コナン』や『HUNTER×HUNTER』など日本の漫画のタガログ語版をたくさん読みました。

 

 

Q12  コロナが終息したらしたいことは?

 

 いろんなところで撮影したい。コロナで規制が厳しく、ほとんど中止になっていた仕事関係のイベントも再開させたい。

 

 

Q13  果てしなく食べられる好きな食べ物は?

 

 山口県の郷土料理、瓦ソバ。いろんな瓦ソバを食べまくった結果、明星食品の瓦ソバがダントツで美味しい。日本では工場から直接取り寄せていました(笑)

 

Q14  好きなお酒は?

 

 ソジュ(韓国の焼酎)

 

Q15  好きなスポーツは?

 

 サッカー。ダイビングもやります。

 

Q16  好きな映画やドラマは?

 

 『半沢直樹』『バーレスク』『グレイテスト・ショーマン』など幅広く。メンドーサ監督作品は全部好き。

 

Q17  憧れの人や有名人は? 

 

 堺雅人さん、市原隼人さん、藤原竜也さんといつか共演してみたい。

 

Q18  これだけはダメなものは?

 

 心霊スポット! 幽霊は見たこともないし霊感もないけれど、いると信じているタイプ。肝試しとかで幽霊を刺激して怒らせるのが怖い。

 

 

Q19  特技やプチ自慢は?

 

 82種類の資格を持っていること! 俳優として売れた時の引き出しにもなると思い、コツコツ取ってきました。ビール検定やチーズ検定、BBQ検定、危険物取扱者など。サウナが好きならおすすめは銭湯検定。

 

 あと、『義足のボクサー GENSAN PUNCH』の出演に向け、ボクサー役として半年ほど近くのボクシングジムに通っていたのですが、たまたま同じジムで一緒に練習していたのが、ボクシング元世界6階級王者で今回の大統領選に立候補したマニー・パッキャオ元上院議員の息子、パッキャオ・ジュニアでした!

 

 

Q20  今ほしいものは?

 

 月9の主演!(笑)

 

Q21  フィリピン映画の魅力は?

 

 正直、ストーリーは単調で王道すぎてあまり面白くないものも多い。でも、トライシクルやジプニー、屋台を含め庶民にスポットを当てたローカルの風景と雰囲気は、フィリピン映画ならではだと思います。

 

Q22  メンドーサ監督作品の魅力は?

 

 答えや結末を鑑賞者に問いかけるストーリー仕立てと、とにかくリアルな臨場感。同監督作品に台本はなく、役者もその場でどんなシーンかを知らされます。「演じるな」と何度も教えられました。

 

Q23  これからフィリピンで挑戦したいことは? 

 

 メンドーサ監督作品の主演を務めたい! ここはフィリピンなので「日本人役」はあまり多くないのですが、それでも選んでもらえるように、経験を積んでいきたいです。

 

Q24  5年後はどこで何をしていたい?

 

 メンドーサ監督から直接声が掛かっている以上はフィリピンで俳優として邁進したい。ゆくゆくは日本と2拠点で活動する俳優として、両国のエンタメ界の架け橋になれるとうれしい。

 

 

Q25  俳優としての夢は?

 

 カンヌ国際映画祭の受賞作品に出演して、レッドカーペットを歩くこと!