フィリピン人が好きなカップラーメンといえば、ご存じ日清カップヌードル・シーフード味。マニラにはこのほかにもシーフード味のカップラーメンがいくつもありますが、はたしてそれらを食べ比べて行き着いた結果なのでしょうか。いろいろなシーフード味のカップラーメンを食べてもらって検証してみると……。
日清カップヌードル シーフードヌードル(日本)
マニラでも買えるようになったせいか、空港の荷物受け取り所でシーフードヌードルの箱が流れてくる光景は昔ほどは見なくなった?
日清カップヌードル 北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル(日本)
マカティの韓国食材店でたまたま見つけた日清の冬季限定シーフードヌードル。正式にはシーフー「道」ヌードルと表記されている。
Nissin Cup Noodles Seafood Flavor (フィリピン)
日清食品グループのフィリピンにおける合弁企業ニッシン・ユニバーサル・ロビーナ社製のカップヌードル・シーフード味。
合味道 海鮮味(香港)
香港の日清食品による中国製カップヌードル・シーフード味。合味道(hap mei do)は、広東語で「あなたの好みに合った味」という意味だそう。
MAMA CUP Seafood Flavour (タイ)
タイで有名な「ママー」ブランドのカップラーメン。英語、オランダ語、ドイツ語、フランス語の成分表示が書かれていて、ヨーロッパでも人気?
KOKA Seafood Flavour(シンガポール)
化学調味料、保存料、着色料を使っていないカップラーメン。作り方などは英語、中国語、フランス語、アラビア語で書かれ、ハラル認可も。
康師傅 鮮虾魚板面(中国)
台湾発祥で中国で展開する康師傅(カンシーフー、Master Kong) ブランド。牛肉麺などもあり、マニラでは中華食材店で入手可能。
OTTOGI Jin Jjambbong Spicy Seafood Noodles (韓国)
ブランド名のオットギは、韓国語でだるまの意味。韓国のインスタント麺といえば、赤く辛いスープ。食べてだるまのように赤くなる?

[検証方法]まにら新聞のフィリピン人スタッフ3人が審査員として試食し、各自が5段階で評価。審査員には事前に試食する麺の名前を知らせないブラインドテイスティングで行われた。※コメントは個人の好みによる見解です。
スパイシー味の時代到来か!?
フィリピン人は一般に甘い味が好きという定説があるが、意外にも韓国発スパイシーシーフードがトップとなった。ローカルのスーパーマーケットにも韓国の辛いインスタントラーメンがズラリと並ぶのも納得、フィリピン人の嗜好は徐々にスパイシー好みに変化しているのかもしれない。定番の日清シーフードヌードル(日本)は3位となったが、やはり根強い人気を誇ることがわかった。2位の北海道濃厚ミルクシーフード味はフィリピン人にはチーズ味として受け入れられ、好評だった。冬季限定でなくフィリピン限定で発売されてもヒットするかも?