マニラ在住日本人を中心とするバドミントンチーム「Agile Philippines 」(アギーレ・フィリピン)のメンバーが、シャトルを追う。爽快なシャトル打球音と、シューズがキュッと鳴る軽快なフットワークの音が響く。和気あいあいな雰囲気だが、コートで繰り広げられているのはハイレベルな駆け引きと、展開の速い緩急あるラリー。強いショットを予想して構えた矢先に不意に前に落としてリズムを崩す。パワープレイだけでなく、技術に加え視野の広さ、ダブルスではペアと息を合わせることも求められる。それが、バドミントンの面白さだ。
バドミントンは「最速の球技」といわれる。マレーシアのタン・ブンホン選手のギネス認定のスマッシュ初速は時速493km。日本一速い新幹線はやぶさの時速380kmをも超える。
シャトルへの影響を抑えるため風が入らないように閉め切ったコートで3時間プレーすると、消費カロリーは1000kcalを余裕で超えることもある激しいスポーツ。特にダブルスは「究極の無酸素運動」といわれ、数年プレーを続けると脂肪燃焼ダイエット効果よりも筋肉がついて、利き腕の右腕と右足が明らかにたくましくなっているのを感じる。一方、日本でもフィリピンでも公園で老若男女問わず楽しまれているように、生涯スポーツでもある。それもまた、バドミントンの魅力なのだ。
バドミントンとは?
発祥については諸説あるが、英国に伝わる羽根つきのような遊び「バトルドーアンドシャトルコック」が起源とされている。競技化にあたり、19世紀半ばに英国のバドミントン村にあるボーフォート侯爵家の邸宅、バドミントンハウスで流行っていたことにちなんで、「バドミントン」という名称が定着したという。種目はシングルス、ダブルス、男女混合ダブルス。約1.5mのネットを挟んで向かい合い、21点3セットのラリーポイント制でシャトルを打ち合う。シングルスとダブルスで使うコートの面積が違う。1899年に第1回全英選手権が開催された。1992年の第25回バルセロナオリンピックから夏季五輪正式競技。
The Fastest Sport, Ultimate Anaerobics
The origin of badminton was called battledore(racket) and shuttlecock and it was developed in Britain and named after the Duke of Beaufort’s Badminton House in Gloucestershire, England, where the sport was popular.
Badminton is the fastest sport in the world. The smash speed hit by a top player reaches 493km / hour.
Often played in a park as a recreation in the Philippines and enjoyed by kids and the elderly, badminton is actually one of the hardest sports, which burns 1000 kcal in three hours and it is recognized as an ultimate anaerobic exercise.
Where to Play Badminton
365 BADMINTON COURT
6面のコートがあるバドミントンセンター。深夜まで営業しているので会社帰りにプレーする人も多い。室内履きが必要。コートは事前予約制。
Six Badminton courts in a floor. Open until midnight. Need to wear indoor shoes. Bookings essential.
2647 F.B. Harrison St., Brgy.76, Pasay City
9am – 12mn 500 pesos / 1 court, per hour