パンシットにロミといったフィリピンの麺に日本のラーメン、そのほか各国の麺料理をマニラでは楽しむことができます。そんな中で今回は、ナビマニラ担当者が個人的に愛してやまない5つの幅広麺を紹介します。日本のひもかわうどんやパスタのフィットチーネのファン方はもちろん、そうでない方もこの機会に幅広麺の魅力に取りつかれてみてください!

 

最も難しい漢字!? の幅広麺
シルクロードに思いをはせて

 𰻞𰻞麺 と書いて、読み方はビャンビャン麺。総画数57とも58とも言われる漢字表記の幅広麺です。

 中国・陝西省(せんせいしょう)西安の名物とされています。幅3センチはある麺にクミンをはじめとするスパイスを効かせたソースがたっぷり絡み、その見た目を裏切ることなく歯応えも食べ応えも十分。ラム肉が使われているのもイスラム文化が根付く西安らしさを感じます。そして西安といえば、その昔シルクロードの出発点だった長安があったところ。ビャンビャン麺がシルクロードを伝ってローマでパスタになったのでは……と歴史に思いをはせながら、楽しんでください。

 それにしても、こんなディープ・チャイニーズな麺が、中華街ビノンドではなく、マカティ市ロックウェルのパワープラントモール内フードコートで出会えるのが不思議です。

 

Tingly Cumin Lamb Biang Biang Noodles (Dry)
Php 490

 

Wide Noodles That Trace the Silk Road

Biáng Biáng noodles are a signature food of Xi’an, in China’s Shaanxi Province. Made extra-wide, reaching three centimeters across, the noodles are served with a fragrant sauce infused with cumin and other spices. Their springy chew and hearty texture more than live up to their appearance.
Xi’an, once known as Chang’an, was the eastern starting point of the Silk Road. Eating biáng biáng noodles invites you to imagine the ancient exchange of food and culture. Did a noodle journey west and eventually become pasta in Rome ?

 

 

Pilya’s Kitchen Biang Biang Hand Pulled Noodles
The Grid Food Market, R2 Level, Power Plant Mall, Rockwell Drive, Makati City, Metro Manila