旅行代理店、航空会社、ホテル業者などが参加して国内外への旅行を促進する「第22回観光エキスポ2015(22nd Travel Tour Expo 2015)」が13(金)日から15(日)日まで、首都圏パサイ市のモール・オブ・アジア(MOA)のSMXコンベンションセンターで開催中。ホテルの宿泊券や飛行機の割引チケットなどをその場で安く買うことができるとあって会場は熱気であふれていた。
日本の観光庁所管の日本政府観光局(JNTO)によると、昨年10月のフィリピン人の訪日数は前年同月比79%増の1万9400人となるなど、日本への観光熱は例年になく高まっている。日本航空(JAL)はじめ、アティックツアー、ユニバーサル・ホリデーズ、レリツアー、ディスカバリーツアーなど日系の有力旅行代理店もブースを構え、日本行きのツアーパッケージを売り込んでいた。中でも格安航空の代表格、セブパシフィック航空は国内線・国際線ともに「1ペソ」を基本料金とする大出血サービスで割引を実施、来場者の人だかりができていた。また中央ステージではアーティストらの歌や踊りのショウの合間に、航空券などが当たる抽選会も行われそのたびに歓声が上がった。
出展者は「尽きることのない感動に出会える国、日本(Japan. Endless Discovery)」というキャッチフレーズで、歌舞伎役者や富士山の浮世絵のデザインをバックに折り紙や巻き寿司の実演、コスプレも登場して日本を強くアピールした。フィリピン向けの数次査証(ビザ)発給緩和や円安を受け、「きれい、安心、おいしい」の日本観光の人気は今年も高まると期待されている。
「ナビ・マニラ」ニュース (Navi Manila News) Feb. 14, 2015