東京都が水産物の海外販路開拓をめざすイベント「東京アイランズ・シーフード・フェア(Tokyo Islands Seafood Fair)」が10月21日、マニラの日系輸入卸売業者ハイタワーJフーズとの共催によりオンラインで開催されました。 

 

 

 今回は伊豆諸島や世界自然遺産の小笠原諸島の海で獲れた魚7種類がマニラに届き、公邸料理人の鈴木大輔氏と、レストラン Mecha Umaのブルース・リケッツ氏による料理が飲食店関係者らにふるまわれました。また、まにら新聞も参加し、ラッキーなスタッフが事務所に届けられた東京産の魚料理8品に舌鼓を打ちました。 

 

 

 フィリピンも海産物の宝庫ではありますが、東京産の新鮮でおいしい魚が、在留邦人はもちろん、地元フィリピン人にも楽しんでもらえるようになることを期待したいですね。

 

(料理写真提供:ハイタワーJフーズ)

 

 

キンメダイSplendid Alfonsino

 

熟成金目鯛の炙り トマトと紫蘇の香り

新鮮なキンメダイそのままでも美味なのに、うまみをさらに上げるために熟成させた三宅島産キンメダイの炙り。しつこくはない濃厚さと、上品な甘味がある身はもちろん、皮もおいしい一品。

 

 

 

オナガダイRuby Snapper

 

オナガダイのセビーチェ~西瓜と野菜とのハーモニー~

 

一見キニラウのような、ペルー料理名物の魚のマリネ、セビーチェ。小笠原諸島・父島産の高級魚オナガダイ(ハマダイ)でつくると、ほんのり淡いピンクの見た目も美しく、味も申し分なし。

 

 

ヒメダイLavender Jobfish

 

ヒメダイの塩焼き

 

島産の高級魚ヒメダイ。調理しても身が固くならないと言われる通り、今回の塩焼きもやわらかく、しっとりとした食感を楽しめました。あっさりとした味の中にふっくらとしたうまみがあります。

 

 

メカジキ Swordfish

 

炙りメカジキの赤ワイン煮込み

カジキといえば、スポーツフィッシングの最高峰とされる対象魚。そのような魚が、東京で獲れるというのを今回初めて知りました。父島産メカジキの濃厚な味の身に西京味噌と煮汁がしみ込んで滋味たっぷりでした。

 

メダイ Japanese Butterfish

 

目鯛カツのさっぱり夏マリネ

箸でスゥーッと身を切り分けることができるほどやわらかい身。英語でジャパニーズ・バターフィッシュと言うので、濃厚な味を想像していましたが、意外にも淡白な味わい。食べるとバターのようにとろけるという意味なのでしょうか。

 

 

キハダマグロ Yellowfin Tuna

 

東京産地魚の島寿司

伊豆諸島、八丈島の郷土料理である島寿司。オナガダイ、メダイ、キハダマグロが醤油漬けになっていて、酢飯がやや甘口。普通の寿司は苦手というフィリピン人でもこの寿司なら気に入ってもらえるのでは。

 

アカハタ Blacktip Grouper

アカハタの煮付け

フィリピンではラプラプと呼ばれるアカハタ。フィリピンでも日本でも高級魚として知られています。濃厚でありながら、上品なおいしさがある白身。三宅島産のアカハタ、1匹丸ごと煮付けで食べたかったです。

 

アカハタの蒸し焼き オイスターバター風味

アカハタの料理は刺身や煮付けなどの和食、中華料理の姿蒸しなどを食べたことがありますが、このように洋風に調理しても、やはり美味。ぷりぷりとした食感の白身を楽しめました。

 

 

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