先頃、ボラカイ在住の方から、「ゴールドイーグル」というビールをお土産にいただいた。ゴールドイーグルもサンミゲルのビールで、ボラカイではピルセンやライトよりも一般的で、ビールといえばゴールドイーグルというほどに普及し、これしかない店もあるのだとか。現在販売されている地域はビサヤ地方が中心で、なぜかマニラでは今は売られていないらしい。

 

ボラカイから1リットルボトル2本。遠路重いボトルを恐れ入ります。

 

 

 

 アルコール度数は4.5%。ラべルには、ミリタリーっぽいワシのマ―クのような、その昔、アメ車ファイアバードのボンネットに貼られていたデカールのような絵が描かれている。英語でゴールデン・イーグルというのはイヌワシのことらしいが、ラベルに描かれているのもこのワシなんだろうか? 

 

 

 

ゴールドイーグルの絵と似ている?ポンティアック・ファイアバード・トランザムのボンネットに描かれた 鳥の絵 (Wikimedia Commons CC BY 2.0 Jeremy from Sydney, Australia)

 

 ネック部分には唐突にKINGと書かれ、ボトルの後ろには「A quality brew of the Finest ingredients. Refreshing. Relaxing. A fitting reward after a long day」とある。最後の「長い1日の終わりにぴったりのご褒美」というのが、胸に響く。1980年代にデビューした時は、労働者のためのビールという触れ込みで売り出されたのだそう。

 

 

 このゴールドイーグルについて記事を書くという名目で、オフィスでビールを飲む許可を会社に申請し、認められた。よって、終業後に堂々とおなじみまにら新聞の岡田記者と飲むことにした。

 

  

 やや薄口というべきか軽快で飲みやすく、味はサンミゲルのピルセンとライトの中間といった感じ。長い1日の終わりのご褒美としては、ちょっと薄いという見方もあるかもしれないが、疲れた体にやさしいともいえる。痛飲しても、また次の日にやってくる長い1日に影響が出ないことも、配慮されているのかも。Gold Eagle はGentle Eagle でもあるのだ。

 

 

 ゴールドイーグルがいつか再び、マニラでも飲むことができるようになり、さらにプロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスのオフィシャルビールとして日本に進出することを夢見たい。(T)