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2014年12月6日

■ フィリピンの魅力はどこに

フィリピンはほかのアジアの国々、たとえばベトナムやタイ、ジャカルタや上海などと比べると、めぼしい観光スポットや世界に名だたる名所旧跡、そしておいしい料理という点では負けている。しかしそれでも近年、フィリピンへの旅行客は増える傾向にある。最近の英語留学の人気は世界でも群を抜いている。フィリピンの魅力はどんなところに……。


■ 「笑顔とおもてなし」の国フィリピン

Pahiyas その大きな理由のひとつは、フィリピン人の「笑顔(スマイル)とおもてなし(ホスピタリティ)」にあるだろう。英語の初心者にも笑顔で丁寧に教えてくれるというのが英語留学の人気の大きな理由になっている。「いけずがいない」「陰湿ないじめがない」「喜怒哀楽がはっきりしていて気持ちが通じやすい」「年配者や女性への自然ないたわり」「能天気な明るさ」「すべてがダイレクト」など、この国は仕事や人間関係に疲れた日本人にリラックスと元気をインプットしてくれるのだ。統計ではフィリピンの人たちの大部分が、お金持ちも貧しい人も関係なく「今の自分はハッピー」と感じているのである。自分の少ない食べ物でも「クマイン・カ・ナバ(ご飯食べた?)」と分けてくれる国、それがフィリピンだ。フィリピンの魅力は、こうしたソフトな部分が大きいのである。
ただ残念ながら、マニラではホスピタリティに見せかけた睡眠薬強盗が多発していることも留意したい。
■ なんと言っても海とビーチ

Dumaguete

フィリピンはなんと言っても美しい海とビーチだ。近年は中国やロシアからの旅行客が激増している。常夏の国なので年じゅうTシャツで過ごすことができ、どこの田舎に行ってもすぐ近くに海とビーチがあり、ヤシの木があり、小船があり、シュノーケリングやダイビング、釣りを楽しむことができる。西フィリピン海(南シナ海)やミンダナオ島北部などの波が高いところではサーフィンもできる。どこのビーチにも手ごろな値段で泊まれるコテージがいっぱいある。海やマリンスポーツが好きな人たちにはうれしい国である。ビーチのレストランやダイブショップの従業員はフレンドリーで親切である。マニラの近郊でもバタンガス州のアニラオやミンドロ島のプエルトガレラなど、週末のダイビングが楽しめるスポットもあって、在住日本人にも人気だ。


■ フィリピンに残る植民都市のおもかげ

vigan フィリピンはスペインの植民地だったので、スペインがつくりげた古い植民都市があちらこちらに残っている。ヨーロッパ本国には比較にならないほどすばらしい古城や遺跡などがあるが、フィリピンの街は西洋が植民地に作った都市の名残りという意味で、別の味わいがある。ルソン島北の街ビガンはスペイン時代から発達した街で、ユネスコの世界文化遺産にも登録されたことで有名だ。地震国フィリピンでは当時から耐震のため「バハイ・ナ・バト(石の家)」と呼ばれる独自の工法が発達した。それは建物の1階部分はフィリピンで産出するアドービ石(火成疑灰岩)、2階より上は重量を軽くするために床や梁に「ナラ」などフィリピンの堅木が使われ、窓にはガラスの代わりに薄い半透明のカピス貝が使われている。フィリピンの伝統様式と西洋の石材建築との融合といえる。
マニラの城塞都市イントラムロスのサンチャゴ要塞やセブのサンペドロ要塞、ミンダナオ島サンボアンガのピラール要塞は、イスラム教徒から自分たちの居住区を守るために建設された要塞である。青銅製の大砲や銃眼が当時のまま残っており、海から攻めてきたイスラムの軍勢を迎え撃った戦いを忍ばせてくれる。


■ フィエスタがおもしろい

baguio カトリック国であるフィリピンには、町の守護聖人を祝福する祭りである「フィエスタ」が盛んだ。サントニーニョ(幼きイエス)の奇跡や恩恵を祝うセブの「シヌログ」やパナイ島イロイロ市の「ディナギャン」、収穫の神様聖イシドロを祝福するケソン州の「パヒヤス」など、いずれも宗教行事がその背景にある。祭りに共通しているのはその参加者の若さとパワーだ。空き缶を利用したドラムや使い古した楽器、手作りの台車など舞台装置はお粗末だが、ストリートダンスのリズム感と若さ、ダイナミックなパフォーマンスはきっと感動を与えてくれるに違いない。うまく予定が合えばぜひこのフィエスタも行ってみたい。