マニラとリゾート地を結ぶ

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2017年3月23日

水上セスナ機の注目度UP!
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___マニラとパラワンやボラカイなどの観光リゾート地を直接結ぶ水上セスナ機が2015年に就航、欧米人や富裕層を中心に利用者が増えている。
___セスナ機は海側からロハス大通りに向かって滑るようにマニラ湾に着水、海上を約100メートル進んでUターン、フィリピン文化センター(CCP)横の入江にある浮桟橋の前でとまる。ここで乗り降りをする。ターミナルには乗客名を記帳したり手荷物の重さを量るカウンターがあるのみで、煩わしいチェックインの手続きもなく給油後すぐに乗り込むことができる。人なつっこい検査犬が1匹いる。
___セスナ機はエア・フアン社所有で9人乗りの単発機。後部ドアから客室に乗り込む。パイロットはすべて外国人。機体の下に二つのフロートがついており、リゾート間近での水上離着陸が可能だ。最高時速は約340キロ。
___マニラ発の行き先はプエルトガレラ(所要時間30分)やパラワン州のコロンにある高級リゾート「フマ」(同90分)、ボラカイ(同70分)、スービック(同20分)。毎日運航している。料金はプエルトガレラ行きが片道4,500㌷、「フマ」行きが同12,500㌷、ボラカイ行きが同12,000㌷、スービック行きが同4,500㌷。
___マニラ空港内での待ち時間や慢性的な市内の渋滞を考えると、簡単な手続きだけで乗り降りできる水上セスナ機は料金を別とすれば利便性が高いと言える。低空で海の上空を飛行するため、晴れた日には島々の眺めもすばらしいに違いない。
___セスナの乗降所はCCPにあり、かつてコレヒドール島を往復するサンクルーズ社の観光高速船の乗り場があったところ。
◎ Navi Manila Vol.29 より
 

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