マニラ空港第2、3両ターミナルの「到着エリア」で、通常タクシーの営業開始へ

この記事をシェア

2015年4月16日

マニラ空港公団(MIAA)は4月15日、マニラ空港でのタクシー乗り場の混雑を解消するため、同空港第2、3両ターミナルでの乗客の「到着エリア」で、通常のタクシーの営業を許可したと発表した。乗客が殺到するピーク時を対象にして4月20日から、空港の認可を受けていない通常のタクシーも「到着エリア」での客待ちが可能となる。
マニラ空港の到着エリアのタクシー乗り場ではこれまで、防犯対策の一環で、空港から正式に営業認可を受けている黄色い車体の「イエロー・タクシー」と「空港タクシー(キューポン・タクシー)」だけが乗り入れ、客待ちを許可されていた。しかし、近年の航空便利用客の増加に伴い、タクシー利用者が急増しており、ピーク時には「タクシー待ち」をする乗客らの長蛇の列がたびたびできるようになった。
通常のタクシー(Ordinary Taxi)の営業が許可された時間帯は、(1)第2ターミナル、午後2時〜午後6時、午後8時〜午後10時(2)第3ターミナル、午前9時〜午前11時、午後1時〜午後4時、午後6時〜午後8時、午後10時〜翌午前1時の間となっている。第1ターミナル到着エリアでの営業は許可されていない。
現在、マニラ空港第1、2、3各ターミナルの「出発エリア」でのみ、通常のタクシーの乗り入れが許可されている。空港の出発口まで客を乗せてきたタクシーを拾う方法で、たとえば全日空やセブパシフィック航空の搭乗口がある第3ターミナルでは、上階の出発エリアまで移動し、通常タクシーを拾う到着客もいる。ただし乗ってから高額を吹っかけられたなどの苦情が後を絶たない。(鈴木貫太郎記者)[4月16日のまにら新聞から]
空港でのタクシー利用についてはこちらまで

「ナビ・マニラ」ニュース [Navi Manila News] March 3, 2015 

 

Advertisement