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バギオのコミュニティ防疫体験談

2020年5月12日

ルソン地方北部ベンゲット州バギオで会社を経営する河口亮司さんに、コミュニティ防疫後の仕事や今のバギオの様子について聞きました。(ナビマニラ編集部)

 

 

バギオで仕事を継続

 バギオでアニメーションスタジオを経営しています。コミュニティ防疫が始まる時も帰国は考えませんでした。日本からの渡航者の入国制限によって、出国したらいつフィリピンに戻ってこれるかわからなかったため、ビジネスに支障が出ることを憂慮しました。

 自宅兼スタジオでコミュニティ防疫後もBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業として認められる範囲で業務はしており、日本から請け負う仕事も継続して来ています。営業許可を取るまでの1カ月当社の社員の給料は、最初の半月は無条件で支払い、次の半月は半月分を13カ月ボーナスの前払いという形にしました。

 コロナ禍に関する情報はバギオ市公式フェイスブックページで確認しています。バギオ市の5月中旬時点の感染者は医療関係者、マニラ首都圏から来た人、米国からの帰国者も含めて約30人。首都圏に比べると感染者数は少なく、抑え込んでいるといえるのではないでしょうか。

コミュニティ防疫前、旅行客でにぎわうバギオの観光名所マインズビュー
(Mines View)展望台

 

外出は週2回に制限

 外出は現在週2回水曜日と土曜日、各6時間に制限されています。以前は週3回、各4時間だったのが変更されました。外出時は検疫証明パスの携帯が必須。買い物のための外出は認められますが、目的もなく外出すると逮捕されます。監視カメラが設置してあり、バランガイの境界のチェックポイントでは軍や警察が常駐。違反者が多いバランガイは、罰として完全封鎖されるという警告も出ています。

 飲食店は最近デリバリーを始める店が増えてきたようです。知人が経営する日本料理店もデリバリーを始めましたが状況は厳しく、営業を続けることができるかどうか難しくなる可能性もあると聞きます。また、バギオの主要な産業である観光業は深刻な影響を受けていると思います。

 

道路に置かれた「STAY at HOME」の警告

 

郊外暮らしの楽しみ

 私はバギオ中心部からタクシーで約20分のバランガイに住んでいて、買い物へは徒歩15分のスーパーマーケット、ピュアゴールドへ行きます。徒歩で買い物へ行けない人たちのために、バランガイでジプニーの手配などされているようです。食料などの支給は私のところには来ていませんが、困っている人には届いているのではないでしょうか。­­­­­­

 普段は私は朝9時から午後6時までフルタイムで仕事をし、時間があればネットを見たり、オンラインの大学で経営の勉強をしたり。家の周りの景色がいいので、眺めるのも楽しみとなっています。気温20度前後、日本の5月や10月の気候と言われるほどバギオは過ごしやすい気候で、防疫前は週末にウォーキングをしていました。外出できるようになれば、また再開したいです。また、タクシーやジプニーがなくバギオ中心部に行っていないので、収束したら買い物を。あと皆さんも同じ気持ちだと思いますが、散髪に行きたいです。

スタジオからの眺め。仕事の疲れも癒されます。

 

河口 亮司さん 2016年4月よりベンゲット州バギオ在住。ワールド・アニメ・ネットワーク(World Anime Networks )代表。https://www.facebook.com/WANBaguio/