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ドゥテルテ大統領演説(4月6日)完全版 関西弁訳

2020年4月13日

ナビマニラでお馴染み、通訳・翻訳家のデセンブラーナ悦子氏が、ご自身のフェイスブックで大統領演説の関西弁訳を公開されました。ドゥテルテ大統領のつぶやきのようなタガログ語に、何を言っているのか気になった方も多かったはず。関西弁訳完全版、ナビマニラでもご紹介させていただきます!

 

氏いわく、ご自身が大阪生まれで関西での暮らしが長かったため、関西弁に翻訳しやすかった、また、英語の翻訳だとすごくオフィシャルに感じるが、実際の会見では、だべり・冗談・ぼやきのような言葉が多く、その口語感を出すには関西弁が一番と思ったとのことでした。
また、関西弁訳に関して、「内容は端折らず、原文にできる限り忠実に訳したもの。大統領が英語の原稿を読んでいる部分は標準語で、フィリピン語でぼやいたり説明している口語的な部分は関西弁にしてある」とのことです。
4月6日の演説は、大統領が、コミュニティ防疫期間を4月末まで延ばす意志があることを明らかにした演説でした。

氏が翻訳した元の動画はこちらです↓↓↓
https://youtu.be/Njg-nG5NHE4

では、ドゥテルテ大統領の関西弁訳、大統領の会見動画と合わせて、読んで見てください。

 

ドゥテルテ大統領演説(4月6日)完全版 関西弁訳

 

まず省庁間対策本部からの報告を読まなければなりません。これは全部COVIDの対策のためだけに作った対策本部から来た内容やということを知っといてください。でもここには含まれてない内容や、もっと説明しなアカン所もあります。それから、後半では、テキストメッセージなどを通じて公式に寄せられた質問、何千個も来たのんを、それに答えてお話したいと思います。あー、皆さんにちゃんと理解してもらえるように読んでみようと思います、何が起こっているか今の状況を分かってもらわなあかんので。
それでは省庁間対策本部の報告を読みます。ゆっくり読もうと思います。皆さんにきちんとお知らせするために。誤解がないように、あーなんというか、言葉を探します、あー、あー、忘れたわ。すまんな、また思い出したら言うわ。まずは読みます。はっきりするようにな。対策本部から来たものや。ワシは大統領やから、ワシに来て、それからここの担当の人に行くんや。ロレンザーナ大臣と、DILGのアーニョ大臣が必要やし、経済担当の人とか、実際の配給を実施する人も、あー、バウティスタ将軍やな、退役後やから、みんなシビリアンや。けどワシは軍の精神が必要なんや、金とか、いろいろな。ワシでも経済は理解できるんやで、でも実際にどうやるか実施とか理解とか、そういうのはこの3人を信頼してるんや。軍で訓練を受けたその精神でやってほしいと思ってるんや。
バヤニハン・ヒール・アズ・ワン法の資源は、すべて動員され、実施された。受け取った人もいるし、そうでない人もいる。せやからワシがしゃべってる間に理解に努めてくれ。

社会的弱者である一番貧しい人たちが政府の援助をすぐに受け取らなければいけないと、繰り返し述べたい。そうでないと、飢えで死んでしまう。この一番貧しい人たちだけに集中しているわけにはいかんのや。せやけど、この貧しい人たちを政治とか政治家に使われて他のものになってしまうんや、それが真実や。
たくさんそういうことやりたい人がおる。あとでカビテのレムリャ知事のあげた点について話す時に話すけどな、ワシは正しい点や思てる。道でなんか拾えたら、なんとかするで。

経済は止まったままで、動いてない。せやから、収入無しや。ワシらが使ってるのは金の備蓄分や。金はあるぞって、大きなこと言うたけどな、それは2000 から3000憶ペソや。それがあってホンマに良かった。そうでなかったら、他のプロジェクトのアホな腐ったやつらに取られるところやった。ドミンゲス(大臣)が取っておいた金があるから、いろいろできるんや、節約や、節約やで。ワシらの金とちゃうからな。節約、節約。閣僚ではそういう風にやってるんや。
バヤニハン・ヒール・アズ・ワン法によってすべての資源は動員、実施された。
それはみんな知っとるからな。皆に聞いてもええで。わしはアレルギーなんや、閣僚のプロジェクトに金くれ、言われるのが嫌で。だから署名せぇへんやつもあるんやで。言いたくないけど。700憶のプロジェクトがあったんや。メデルディアに言うたんや。「あの閣僚にこれには署名しないって言ってね」って頼んだんや。信頼してないからとちゃうで。でもちゃんとスクリーンせんとな。足りんようになるからな。
で、貧しい中でも一番貧しい人たち。でも貧しい中で一番貧しくない人たちが文句言うねん。そいつらは家を借りてて、毎月給料がある。でも貧しい中でも最も貧しい人たちは、働かへんかったら毎日食べられへんねん。それか、仕事も無いんや。まあミドルクラスって言われる人たちはきれいな家とかもサブディビジョンに借りてるし、ちょっとは金もある。雨の日のために貯金もしてるやろ。一番悲しいのは、その雨が来たことや。雨の日のために金を貯めといた、その時がわしらの時代に来てもうたんや。嫌やけど。人を閉じ込めたくはないんや。わしは悪夢見てるで、それで痩せたんや。夜中に目が覚めるんや。ションベンしたらな、もうベッドには戻らへん。ラウンジチェアへ直行や。それでずっと考えとったらな、朝になってまうんや。窓の外を見るとな、どうしたらええんや。ワシが全部やで。金借りるか…
一か月で1000億、2か月で2700億ペソ、前に見積っといたのは足りひんのや。財務大臣頼んでな、なんとか金生み出せって言うたんや。盗みをやれ、金借りろ、なんでもかまへん、金作れ、言うたんや。これが無くなったらな、あ…。もうわからへん。
このCOVIDがな、ホンマにな。最初から言うとったやろ。気をつけろ、監視しろ、そうせんとやられるぞってな。
国が傾くとは限らへんけどな、でもそうなるんや、もちろんな、わかるやろ、これからどうやってやったらええんか、悲しみと恐れを引き起こすで。
予算を調整するオプションを考えとる。コロナの無かった時の予算な。他のところを減らせって言うたんや、それかプロジェクトそのものをやめて、ここに金使え。まず人が先や、腹が先や。

食べるもん無くなったらな、人間は暴力的になるかもしれん。特にな、自分の子供が食べるもんのうなってみ。子供が泣くやろ。政府に金くれ言うやろ、やれるもんが無い。米が尽きる。それは…ワシだけちゃうで。皆や。世界中や。政府でリーダーになってる皆がな、ワシの問題もトランプの問題も一緒や。皆の問題や。皆おんなじや。収入無いからな。出費ばっかりや。毎日収入が入ってこんからな。税金とか、いろんな支払いとか、政府の収入。それがGDPにどう影響するのか。GDPはただの…収入や。経済のな。政府の収入な。それだけのことや。
政府はな、そんなに金印刷できへんねん。経済価値のアレまでしかな、何兆とか何億とかまでしか印刷できんねん。経済レベルな。だからといって、まぁな、あんたの方が大きいとか、アメリカの方が大きいとか、アメリカとかなら皆仕事あるし、銃弾とか、飛行機とか皆買う金あるんや。だから戦争やりたがるんや。金儲けするためにな。そういう風に見たらな、あいつらずっと戦争やりたいねん。金儲けのためにな。銃弾とか、銃とか、大砲とか、飛行機とか。ワシらが買うんや。今もそうや。あー。フィリピン人を殺すためにな。反乱しよるから。誘拐して、豚みたいに扱いよるから。頭切り落とすし。ワシの兵士もな。そういう風や。皆戦争やりたいんや。戦争しなかったら、こういう国とかは、武器とか人殺し作ってるから倉庫に在庫があるんや。そういうことやで。もし戦争がなかったら、誰が弾丸買うねん。誰が銃買うねん。そういうことや。知ってることを、皆に伝えたってるだけや。そんなに知識はないけどな、知ってることを教えたってるだけ。もっと皆に話す時間が必要やけど、それは皆が聞くなら、やな。そしたら理解できるで、人生のパラダイムが。そしたら、ワシがどうするか、どういう立ち方するか、わかるで。
だから、この試練の時に、皆に最大限の協力をお願いする。

このパンデミックで一番影響を受ける貧しい兄弟姉妹の必要にこたえようではないか。
わかるか、誰もが影響受けんねん。どの国でも、世界中で命令は一つだけや。家に入れ、外へは出るな。感染したくなければな。
フィリピン人で、外へ行って稼がなあかん人。市場とか。見たらわかるやろ。誰も命令に従わへん。わかるか?ワシは悪魔と深く青い海や。皆が出て働くのを禁止するか?そしたら食べられへん。くれくれ言わんのやったら、ええんやで。でもほら、厳しくするんやったら。どこの国の政府でも世界中一緒や。命令は一つ。家に入って鍵閉めて、出てくるな。パンデミックが終わるまで。いつ?知らん。なんでこの政府は解決できひんねん。ドゥテルテよ、お前の口は…怖がらへんで。お前の命令は、全部殺せ、魚まで殺せ。なんもできひん。怖がらへんかったら、このパン…。
COVIDはサイエンスや。ピリオド。家にいろと命令してるのも、それもサイエンスや。
でもこれは他のよそから来る敵とはちがうんや。あほんだらのマイクロ野郎が国中、世界中に這いまわっとるんや。マニラでもいっぱい死んだ。イタリアでは…フランスでは一日で…それともイタリアやったっけ、一日で500人死んだ。危ないやつや。だから家から出るな。
知ってるか、これは空気中におるんや。どうやってうつるか、日本の専門家のサイエンスを皆も見てくれとったらええ、思うけどなぁ。たとえば前に人がおったら、10フィート以内にな、そしたらワシがハクション、ハクション、ってくしゃみしよったら、咳したら、それを赤外線で見よったんや。電気消してな。それから、あれ入れてな、そないしたら、いっぱい見えるんや。見えたんや。ワシも見たで。今朝見たんや。空気と一緒にどういう風に飛んでるか。せやから皆、マスクせえや。吸い込んだらな、そしたら…息の中にあるんや。はぁはぁってな。皆息するやろ。ほらそこにおったら、10フィート以内で、空気があるやろ、それで運ばれるんや、ほら、ゲホゲホって咳したらな、ほら、いわゆる微生物がな。
それが説明や。ここで勝つ人はおらへん。銃で撃つだけやったら、もう終わっとる。兵士の会社に渡したらすむだけや。ここの裏にもいっぱい兵士おるで。それやったらもう終わっとった思うで。
兵士や警察がかわいそうでならん。皆理解してほしいよ。せやからホンマになったんや。予言みたいなもんやな。給料を倍にしたったんや。教師とかな、なんで先にやったか。

こう言うたんや。わかるか、警察と軍はな、国のしもべなんや。警察が燃えたら、軍に混乱起きたら、死ぬかもしれんねん。せやからワシ怒るんや。ワシの言ったことをな、切られると腹立つんや。証拠があるんや。役人とかな、以前の将軍とかな、(ワシの言うこと)切るんやで。警察とか軍とかが攻撃されて、危なくなったら撃ってええ、言うたんや。そうせんと、やられるからな。
典型的な例が、カロオカンや。二か月前くらいやった思うけど、去年やったかもしれん。ヤク中に近づいたんや。そいつはナイフ持ってたんや。警察が近づいて、そいつも近づいた。争いになった。先に刺されて、警察が死んだ。あんたらな、信じてないやろ。ヤク中は頭いかれてんねん。自分で自分の頭を踏みつけて、頭に戻したみたいなもんや。狂人ばっかりや。せやから中に入ってるのは、ホンマにみんな狂人や。せやから政府があぶなくなったら、ワシの警察官とか市民とかがやられるのはワシが許さへん。それでこういう犯罪者とかヤク中が生き延びて。今はCOVIDで防疫や。ビジネスするって。もう入れるとこがないねん。そこにマニラ湾があるねんから、あそこに捨てたらええ。魚が肥えておいしくなるで、ホンマの話。
せやから、やるんやないって言うたんや。国中で、そういう意味では世界中でやけど、政府に挑戦するんやない。政府かてギリギリやねんで。ワシかてギリギリや。ワシはずっと窓から見てるんや。見えるのは…さっきも夜中に目が覚めて…3時ぐらいや。2回ションベンした。ベッドに入る前と、それからもう一回、ホンマにちゃんとションベンした。朝やで。夜には、目が覚めて、暗い空に向かって、個人的なことやけど、祈ったんや。あー、んー。ワシは国のために祈ったんや。人によって神さんはいろいろ違うやろ。ワシの神はホンマの神や。一人だけの神や。一つの神だけや、一言でええようにな。ワシの神は父なる神や。一人だけ。いろんな仲介はいらんねん。聖人とかチェックポイントとかいらん。直接や。せやから教会は行かへん。ワシの神は父なる神や。一人だけや。
あー。兄弟姉妹の皆さん、特に生活の恵まれてる方々、経済的な援助をお願いします。あんまり自分は生活が苦しくなくて、飢えてる人がいたら、与えたってくれ。限度までな。まぁ限度はあるから。援助だって、そこまでや。政府もそうや。
正直にお話します。一か月で1000億の予算、2か月で2700億ペソで見積もってたけど、長くは持たへん。水みたいなもんや。泉みたいな。パシグ川がどれだけもつかは知らんけど、ワシらが死んでからでも、ずっとパシグ川はあるやろうな。せやけど、政府は違うねん。金には限りがあるんや。あんたらの金、ワシの金、銀行に貯金ある人も、ワシが使うてしもたら無くなるんや。収入が無いからな。出ていくばっかりや。せやから困るねん。
ビサヤで言うなら、水は無くなる。パシグ川もなくなるまで500年かかるかもしれへんけど、永遠とちゃうで。せやから理解してほしい。金があったとしてもな、自分では持たへんで。ワシの金やない。盗むわけにはいかへん。ワシが全部盗んでも、その金どないすんねん。ワシは先月75歳になった。金をどうしよう言うねん。腐敗や汚職がどうたらって言うけど。警察がやで。「できへん」ていいよるんや。「警察は殺せません」て言うんやで。それでぶち壊しや。なんで殺されへんねん。なんで殺したらアカンねん。警察や国軍が。それで人数少なくなってるんや。お説教しとるから。「あ、それはだめですよ」言うて。
役人と警察の皆さん、あんたらの記録も見てみような。そのうちにな。率直にいこうやないか。全部出せ。ワシが何人殺したか、ワシの妾が何人おるか、出したらええ。ワシもお前らのことばらしたる。ヒーローぶるんとちゃうで。やめたれや。ワシはあきれてるで。ちょっとアレや言うて、すぐしゃべりよる。ひっくり返してな。そんなんあかんとか、憲法違反やとか、いろいろ言いよる。ワシが法律そのもの読んでるいうこと、知らんねんな。憲法のもとでは…とか、そういうスタイルやな。それのどこが新しいねん。新しいかどうかより、国がかか…発音合ってるとええけど、・・かかっとんねん。お互いに理解せんとな。ワシはあんたらから何も取ってへん。ワシが払うはめになって。ワシにも支払われる。あんたら喋るばっかりやけど、収入は無いんや。せやから誰の話聞くねん?政府におるもんには、賢いふりしとるやつがおるけどな。ワシと競争するなよ、あんたらは法律家とちゃうねんから。法律知らんもんがたくさんおる。ワシはフィスカルとして8年裁判やってた。いろんなケースをやったで、レイプ、殺人、警察が殺された、殺した。せやから競争すんな。足りひんから。
あんたらの足りひん分、ワシが供給するねん。そしたらバカにされたみたいやろ。
次はな、もうちょっとマトモな問題持って来たりや。なんか一言言うただけでな、あんたらの好きな超法規…とか、いっぱい飛びついて来よる。しゃべるためだけにしゃべっとる。なんもやってへんし、なんもでけへんくせに。あんたらがそこにいた時に…。あー。
一個ずつ解決しよう。今月はここに集中しようや。もちろん来月用にプログラムはある。でも今ワシが使ってしもて、何も入ってこんかったら、来月になったら、どっから持ってきたらええんや?下院議会は、何億もやったやないか、言いよる。何億もな。それは使ったよ。そう言った。担当の者がおるからな。軍のな。軍は。ワシが見たところでは…市長も主張のハッキリしたやつがおる。毎月毎月で行こうや。
我々はなんとかこれを完璧にやろうとしている。そうやりたいんや、せやけど人生はなかなかそうはいかん。一番貧しい人に与えたいと思ってるんや。政治家は皆そういうこと言うのが好きやけどな。皆さんのために私がいるんです、一番貧しい人のために、とか。でもな、一度その立場になってみ?一番貧しい人?皆知っとるやろ、あいつらがその立場だった時、何やった?…あいつら、何やった?お喋りなやつらは、政府にいたか、前の政権をサポートしてたやつらや。見てみいや。それでドゥテルテ辞めろ、ドゥテルテ殺してまえ、言うてる。そう聞いとるで。パマトンがおってよかったわ。こう言いよったんや。(ゆびを動かして)ほら、フェースブックやったっけ?こう言いよった。「私こそが選挙で国民に選ばれた大統領である。私は軍に命じてドゥテルテを逮捕させる」それでスタッフに、パマトンの言ったことにどう言いましたかって聞かれたんや。それでワシはこう言うたんや。パマトンは正しい。ホンマに正しい。パマトンは自分だけが3週間でこのパンデミックが解決できる、言うてんねん。 3週間な。で軍に逮捕させるって。国中の、世界中のパンデミックを解決してみせるっちゅうねん、それやったらな、奴は正しいよ。ここに来たらええ。解決策が良かったら、軍にそういうたらええ。ワシは退く。
民間の人ももしできるなら、頼みたい。なんでか知っとるか?民間では毎月給料があって、家を借りてる。そういう人は中間層やな。それでその人たちのことについて、ジョンビック・レムリャ知事に手紙をもらった。ジョンビック・レムリャ知事は、中間層も支援金の対象に入れてくれ、言うてるんや。その人たちも必要やからってな。ワシは賛成や。政治経済的な地平線を見たらな、わかってる。少なくとも。ワシは小さいけど、わかってるんや。別に上から見てるわけやなく、小さいんやけど、問題の解決の仕方は知ってる。もしできるんやったら、彼らも含める。来月の270に、含められるんやったら、含める。270は今やから、300から270引いて、それだけしか残らへんねん。なんでその人らを含めなかったかっていうと…まぁ…何人いてんねん、中間層は。中間層でも、ちょっと浮いてるの人も含めてな。なんとかやれてる人っちゅうかな。わかるかね、ワシの答えはな…答えといたるわ。解決策は…ワクチンや。他にはあらへん。賢い科学的な頭の人がワクチンを開発するまで、あるいは既存の、マラリアの言うてたな、あー、ワシの父のことを覚えてるで。マラリアにかかったんや。戦時中の話やけどな。見た目ヤク中みたいになってたわ。んー抗マラリア薬はな、覚えとる。え、え、ああー…。あとで言うわ。

対策本部に言えって言われとっても、言いたくないことは言わへんで。医者とかな、経済とか感染症とか専門家の集まりなんや。その人たちの方が、解決策知ってるからな。ワシは弁護士や。貢献できることはなんもない。あっちとかこっちとか、国のためになることを調整するくらいや。でもここに書いてあるんは、資金は限られてるちゅうことや。無限て言うたら、限りがないことやけど、有限や。有限ゆうことは、限りがあるっちゅうことや。この人生ではすべてに限りがあるんや。命もな。なんでもな、金とかもな。自分が学生だった時は金持ち多かったで。でも今は違う。わかるやろ。人生ってそういうもんや。充分回す金はないんや。理解してほしいんはな、この問題はホンマに問題やねん。信じへんならそれでもええ。あんたらは、対策としては家にいろ。感染するな。(ウイルスは)空気中にあるんやからな。空気中やで。でも外では、暑いところでは「ビールス」は長持ちせーへん。でもこの汚染もよく起こるからな。皆に見てほしいわ。あの実験を。日本の・・・医者がやった実験をな。アメリカでも放映したらしい…イタリアでもたくさん人が死んだ。スペイン、フランス、アメリカも。今は死亡も減ってきたけど、でも予想は暗いで。ワクチンが無い限り、科学者が薬を開発しないかぎり、ワシらも苦しむんや。いつ勝手にせぇって言うか、ワシにはわからん。いつ皆に食べ物を届けられるかもわからへんのや。
金をどこから持ってきたらええか、わからん。何を売ったらええかわからん。買ってくれる人がいるかもわからんねん…
せやから、気をつけるように。

聞いてや、これは弁護士の仕事とちゃうけど、医療の専門家とか科学者の仕事やけど。ワシらはたまたまここにおっただけや。たまたまおっただけ。
なんでワシの時にあたるんや。
戦争よりひどいわ。敵がおらんねんから、見えへんねんから。タリバンでも怖がってるで、みんなや。汗とか飛んだだけでもな…ディスタンス・ルール、ソーシャル・ディスタンシング、ディスタンス・ルール、守りや。
従わへんかっても、あんたらは死なんかもしれん。病気にかからへんとええな、死なへんかったらええな。でも死んだら、どうなるか言うたろか。病院とかクリニックから出てきた遺体は、完全防護した人しか扱えへんねんで。死んだ人は触れへん。いろいろ言いたくないけどな。死んだ人を触ることもできひんねん。包まれたままな、そのまま埋めるんや、火葬してな。
お通夜もできんのや。COVIDで死んだ人はお通夜もさせてもらえんのや。焼くんや。すぐにな。その瞬間にやで。見ることもできん。
葬儀屋が担いでるのくらいは遠くから見れるやろな。葬儀の車とか。でも近寄れへん。金持ちだろうと貧しかろうと、許可されんのや。葬式も無しや。火葬場直行や。
なんでこんなこと言うてるかいうたらな、どういうことかわかってほしいからや。
従わへんとどうなるか。前にも言うたけど、カデナ・デ・アモールと一緒や。たとえば運転手に命じて、どこか行かせる。どこかでウイルス吸い込んで、戻ってくる、車に子供が乗る、自分が乗る、感染する。くしゃみせんでもな、うつるんや。吐く息だけで。車でな。
子供が友達と飲み会するのを許可して行かせるやろ。そのうち一人感染してたら、その子の父親がどこかから来たとか、それで一つの部屋にいたら。それ知らんかったら。
危ないのは閉鎖された場所や。開ければええけどな。エアコンつければええ。日本人はそう言ってた。それがワシの解釈や。
ドゥテルテ、この苦痛はいつ終わるんや。いいえ。ホンマにワシがフィリピン人を苦しめてるんやったら、いつでもアマトにやめろと言われたら、いつでも軍にそういわれたら、用意はできてる。3週間試してみろ。オーケー。ワシはべつに何にもあれはないで。節約や。ま、どっちにしても葬式もないし、節約や。
父親、母親、子供に配偶者、死んだら、泣いても葬式はできひん、客も来ん、遠くから見るだけや。近くには寄れんのや。防護した人だけ埋葬できるんや。あんたは、遠くから見るだけやで。それがCOVIDの結果や。言いたくないけど、それがホンマなんや。信じへんなら自分で死んでみたらええねん。それでわかるやろ。どこ行くか、どうなるか、わかるやろ。
汚染された遺体やからな、破棄せなあかんねん。焼いてな。
COVIDのせいや。それ一個や。全部問題は、COVIDのせいや。解決策は?うつらへんことや。どうやったら?家から出るな。食べるもんは?なんか方法考えろ。
でもマスクしたらええ。だから言うてんねん。マスクしろよ。ギャングスタ―みたいにここでしゃべってるわけとちゃうで。どうやって皆に伝えたらええねん。ほら見てみ、勇気あるらしいで、こいつ。COVIDなんか平気らしいで。それでワシらに話したいらしわ。ワワワワ…言うてな。
今週はホーリーウィークだ。国民皆に呼びかける。このホーリーウィークの水曜日の午後、皆で一緒にフィリピン人の不屈の精神に敬意を払おうではないか。そして共通の敵と戦うために一丸となって神に祈りをささげよう。
追加でな…状況が改善したかどうか、知らん。今日何人死んだか、それも知らん。毎時変わりよるからな。でも、神だけがこの問題を解決できる。
皆さんへの援助は充分や。一番貧しい人は、(心配)せんでもええ。皆さんも自分も貧しいって思ってるかもしれんけど、ワシらの預金にも…金にはポケットに底があるんや。ワシもそこまでしかできへんねん。せやから話してるんや。でも食べ物やったら食べるもんはある。米はなんとかする。探してくる。方法考える。
ホンマの危険はな、あそこで買ってるっていうことや。国の名前は出さへんけどな。もうなくなるから、買ってくるって言うんや。で、向こうは「ごめんな、いつまでもつかわからへん」って言うんや。それで備蓄しとくんや。コロナが終わったら売ってまえばええ。
対策本部に言えって言われてるんや。ロックダウンはな、他に方法がないねん。でも信じへんねやったら、リスクを冒せばええ。人によってはな、ホンマの話、ワシは人のこと悪く言いたくないんやけどな、説明したいだけなんやで。ワシが人生で学んだこと、共有してるだけなんや。学んだことをな。学校だけとちゃうで。わかるか、これは危機になるんや、あっちでもこっちでも感染してな。
SARSは長くはかからへんかった。見たらな、よそでは人が死んでるで。でもここではあまり死なんかった。別にワシはかっこつけてるだけとちゃうで。間違うてるかもしれへんけどな。しゃべらなあかんから、ダラダラしゃべっとるわけとちゃうで。でも暑さがなんとかしてくれるんちゃうかと思ってる。祈ってる。そう思ってる人もたくさんいる。温帯とか熱帯とか暑いところは助けになるんちゃうかと思ってる。

皆さんにお願いしたいことは、辛抱や。それと政府のワシらを理解してほしい。理解だけや、あんまり…どっちにしても、ワシがもうアカン、どうしようもない、って言うたら、その時はどうするか考えたらええ。資源はすべて使い尽くして、何百万と人が死ぬんや。
ワシはそうでないことを願ってるし、祈ってるで。せやけど、ほんまにそうなったら、ワシに打つ手はない。すぐそうなるで。あと何か月かで備蓄は無くなる。ワシはデューイ―大通り(ロハス大通りの旧名)を全部売り払う準備はできてるで。買いたい人がいるんやったらな。米を代わりにくれ。
埋め立てしたい人がいたらな。ワシは埋め立てには反対やったんや。埋め立てしたら、環境上良くない。マニラ全部が崩壊する。新しい街や、アパートや、高層の建物とかいっぱいできるで。せやけどマニラ市は、汚水や廃棄物の処理場もないし、それでそういうことやったら、アカンようになる。だからもしやりたければあと2年待て、言うたんや。その後はなんでも好きにやればええ。ワシの後任の人が決めることや。それかワシがゴールまでたどり着けんかったら、ワシの後継者がやることや。ワシは隠そうにも隠すもんもないからな。ワシもギャンブルやるで。
もしほんまに知りたかったら、話すけどな。延長するつもりなんや、ロックダウンを、4月30日までな。それでやってみよう。その間、ワシらは倍働く。ミドルクラスの人たち、どういう風にやれば最適か、それはまた話しとく。

雇用者の皆さん、助けてください。政府が倒れたら、あんたらも皆倒れるんや。
最後は祈りで終わりたかったけど、ワシの頭の中にあることを、皆さんにも伝えたかったんや。次にお話するときには、状況が改善してるとええけどな。この世界の異常事態が、なんであってもな。ま、そういうことや。神様がこの世界を作られたんやから、この世を終わらせたかったら、それでええやないか。ありがとう。

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翻訳:デセンブラーナ悦子
日英・タガログ語通訳。大阪外大フィリピン語学科卒。在学中にフィリピン大学に交換留学。フィリピン人の夫と1992年に結婚、以後マニラに暮らす。