マニラ首都圏マカティ市の最南端と呼べる場所に、ギャラリーやショールーム、レストランが集まる「Karrivin Plaza(カリビン・プラザ)」がある。 チノロセス通り(チノロセス・エクステンション)にあるのだが、通り沿いからは、奥におしゃれな店が並んでいるようには見えない。まさに知る人ぞ知るひっそりとした隠れ家的空間だ。
幅広いジャンルの食事を提供
カリビン・プラザの中には、A、B、Cの3つの建物があり、AとBの1階では、それぞれ異なる個性を持ったレストランで食事を楽しめる。Bにあるレストラン「ザ・メス・ホール(The Mess Hall)」は、首都圏を中心に飲食チェーン店を運営する「The Moment Group」が手がけており、フィリピン料理とともに、「MO’ Cookies」でクッキーも楽しむことができる。アルコール類も提供しており、ハッピーアワーやイベントなども実施されるので、落ち着いた場所でお手頃価格のお酒を楽しみたい人にはもってこいの場所だ。
カリビン・プラザのハイライト
The Alley
Cはジ・アレイ(The Alley)と呼ばれ、3つの建物のハイライトといえるだろう。持ち帰り専門のベーカリーや、コンテンポラリーアートギャラリー、インテリアショールーム、日本料理店など、さまざまな店舗が並ぶ。アートギャラリー「アフロ(Aphro)」では、展示されているオブジェや小物などアート作品を購入することも可能。筆者がカリビン・プラザに行ったときは、ちょうどその日から新しいアーティストの展示が始まり、ギャラリーの入口に軽食やドリンクが用意されていた。
ジ・アレイには、それぞれの店の前にテーブルや椅子が置かれ、差し込む自然の光を楽しみながらのんびりと過ごすこともできるのがいい。
マカティを南北に走るチノロセス通りの端に位置するカリビン・プラザは、マカティ・セントラル・スクエアからタクシーで約10〜15分。休日のちょっとした空き時間でも十分に楽しめるのが魅力だ。マカティの中心部から少々離れた場所にありながら、食事からアートまで取り揃え、かつハイセンスにまとめられており、洗練されたフィリピン人が多く集まる。この隠れ家的空間で、ショッピングモールで過ごす普段のマカティとは少し違ったひとときを過ごしてみてはいかが?